
1 パパイアの起源
(学名:Carica papaya L. 和名:パパイア)
パパイアは、パパイア科パパイア属に属する果物です。
パパイアの原産地は中南米地方で、16世紀の大航海時代の頃にスペインの探検家が発見し、その後世界の熱帯地域に広まったといわれています。
日本には明治時代に導入され、沖縄や南九州、小笠原諸島などで栽培されるようになりましたが、広く流通するようになったのは海外からの輸入が許可された1968年以降のことです。
2 パパイアの種類
輸入パパイアの多くは「ソロ種」です。黄色い果肉はねっとりとした食感で甘味があり、酸味はほとんどありません。熟すにつれて果皮が黄色く変化し、栄養分のカロテンも増えます。
「サンライズ」は、「サンライズ・ソロ」いう品種で、果肉が赤いのが特徴です。パパイア独特の香りはソロ種に比べて薄めで、糖度が高めでてさっぱりとした口当たりです。出荷量は少なめですが、おもにハワイから輸入されています。また近年は宮崎県産のものも増えてきました。
「青パパイア」は、皮が青い未熟な状態のパパイヤ。おもに料理用として利用します。東南アジアや沖縄などではポピュラーな野菜のひとつで、千切りにして炒め物やサラダ、スープなどに使われています。保存は常温で2週間程度が目安。アクが気になる場合は、千切りにしたあと水にさらしてから調理しましょう。
3 パパイアの栄養・効果
パパイア(黄肉種)の色素にはビタミンA(レチノール)として働くβカロテンが多く含まれています。βカロテンには抗酸化作用があるので、脳梗塞や心筋梗塞などの予防に効果が期待できます。またがん予防に効果があるといわれるβクリプトキサンチンも豊富に含まれています。
赤肉腫である「サンライズ・ソロ種」の場合はリコピンが多いのが特徴です。リコピンはビタミンAとしては働きませんが、抗酸化作用があり発がん性物質を抑える効果があるといわれています。
パパイアには妊婦や貧血気味の人に必要な「血を作るビタミン」である葉酸が多く含まれています。さらに風邪予防や美容効果が期待できるビタミンCや、糖尿病や骨粗しょう症の予防に期待できるマグネシウムも比較的多く含まれています。
パパイアは、カリウムも多く含んでいます。カリウムはナトリウム(塩分)を排泄する役割があり、高血圧に効果があります。また、長時間の運動による筋肉の痙攣などを防ぐ働きもあります。
「青パパイア」には、タンパク質分解酵素である「パパイン」が含まれています。肉料理を食べた際の消化を促進してくれます。熟すに従いパパインは少なくなっていきます。
4 パパイアの選び方・保存方法
果皮にツヤがありずっしりと重みがあるもの。表面がカラカラに乾燥していたり、しわが寄っているものは古いので避けましょう。
果皮の色が完全に黄色くなり、芳香が強くなってきたら食べ頃です。その頃には表面に弾力も出てきます。
まだ緑色の部分が多いパパイヤは追熟させる必要があります。冷蔵庫に入れると追熟せず痛みやすくなるので、紙袋に入れるか新聞紙などにくるんで室内においておきます。
大部分が黄色くなったらもう食べ頃です。常温だとさらにどんどん熟してしまうので、乾燥しないようラップで包むかビニールやポリ袋などにいれ冷蔵庫の野菜室で保存します。
5 パパイアのまとめ
パパイアは、あまり食べたことがありません。ビュッフェに行った時は食べますが、それ以外では食べる事はほとんどありません。
もちろん買ったこともありません。その大きさからかどのように扱っていいのか分からずに、スーパーでも手に取った事がありません。
それではだめなので、取扱い方を勉強することにします。
まず、でっぱりを切って半分にカットします。中の種をスプーンなどを使って取り出します。1/8の大きさまでカットします。皮を剥いて好みのサイズにカットして食べます。
という事だそうです。
青パパイアは、半分に切って種をカレー用のスプーンなどで取り除き、皮をピーラーなどで剥きます。皮はそれほど固くないので剥きやすく、あまり神経質にならず、多少緑色の部分が残っていても差し支えありません。使いやすい大きさに切り分けます。ピーラーやスライサーを使って薄くスライスします。水にさらしてアクを抜きます。
とのことです。
今度チャレンジしてみます。