栄養素がとても豊富で選び方も簡単なビワの学名は意外と知られていなかった!

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栄養素がとても豊富で選び方も簡単なビワの学名は意外と知られていなかった!

1 ビワの起源・由来

ビワは、バラ科ビワ属に属する果物です。学名「Eriobotrya japonica」 和名「ビワ」です。
ビワの原産は中国で、6世紀にはすでに栽培が行われていました。日本にも野生種があったという説がありますが、現在栽培されているのは中国からもたらされた品種がもとになっています。
ビワに関する文献は奈良時代に記述された書物が最も古いものです。葉を薬用として利用していました。日本で栽培が始まったのは江戸時代の中期頃で、千葉県で栽培がスタートしたといわれています。その頃の果実は小ぶりだったそうですが、そこで栽培されたビワは江戸に出荷されていたようです。
その後、江戸時代の末期に中国の品種が日本に入ってきて、現在のような大玉のビワが本格的に栽培されるようになりました。
ビワは、果実が楽器の琵琶に似ているから名付けられたと言われています。

2 ビワの種類

西日本におけるビワの代表はこの「茂木」です。江戸時代に中国商船から持ち込まれた「唐枇杷(中国原産の枇杷)」の種子を長崎県茂木町の自宅の庭にまき、そこから広まったといわれています。果重は40~50g程度と小ぶりですが、甘味はやや強めで酸味は控えめです。
「田中」は、植物学者である田中氏が、長崎県で食べたビワの種を東京に持ち帰り、自宅にまいて育成したのが始まりとされています。果実は釣り鐘形で、果重は60~80g程度と茂木に比べるとやや大きめで、甘味は強く、酸味も適度にありバランスのとれた品種です。
「大房」は、千葉県の富浦町で多く生産されている品種で、大きいものは100g前後もあります。「田中」×「楠」として誕生しました。寒さに強く、「ビワ栽培の北限」といわれている千葉でもよく育ちます。酸味が少なくほどよい甘味で果汁も豊富です。
「なつたより」は長崎県果樹試験場で育成されました。親の掛け合わせは「長崎早生」×「福原早生」で、サイズが60g前後と大きく、甘味は強めで酸味は控えめ、果肉はソフトでみずみずしく上品な風味が楽しめます。
「涼風」は、「楠」と「茂木」を交配して誕生しました。糖度が高く酸味が少ないのが特徴です。果重は50~60g前後です。
「土肥」は、静岡県土肥地域の特産の白いビワです。1877年に中国から持ち帰ったビワの種から誕生しました。果重は30~40gと小粒で食べられる部分は少なめですが、白く繊細な果実は香りがよく美味といわれています。風雨に弱く傷つきやすいため、市場にはあまり出回らず、お酒やゼリー、ジャムなどに加工されることが多いようです。
「希房」は、千葉県農業総合研究センターで誕生した新品種の「種なしビワ」です。ビワといえば大きな種が入っているのが当たり前ですが、この「希房」は邪魔な種がなく、実の多くを食べることができます。

3 ビワの栄養・効果

ビワはβカロテンやβクリプトキサンチンが多く含まれているのが特徴です。これらは体内でビタミンAに変換され、皮膚や粘膜、消化器官などを正常に保つ働きがあります。高血圧の予防をはじめ、がん予防やアンチエイジングにも効果があるといわれます。
また、ビワには抗変異原性や抗ウイルス性があると言われている「クロロゲン酸」というポリフェノールを含んでいるので、がんの予防やインフルエンザなどに対する抵抗性が高まると言われています。
ビワは古くから果実だけでなく葉も薬として利用されていました。ビワの葉には、「タンニン」や「ビタミンB17」が含まれ、咳止めやがん予防に効果があるといわれています。また、タンニンは細菌の繁殖を抑制するので皮膚疾患やかぶれなどにも有効と言われています。

4 ビワの選び方・保存方法

ヘタがしっかりしていて、果皮に張りがあり、ビワ独特の鮮やかさがあるものが良品です。また、うぶ毛と白い粉(ブルーム)が残っているものが新鮮なビワです。果皮に傷が付いていたり、うぶ毛が取れてテカテカと光っているものは収穫してから日が経っているので避けます。

ビワは、直射日光を避け、風通しがよく涼しい場所で保存してください。ビワは追熟せず長期間の保存もできないので、購入後はできるだけ早めに食べるようにします。
野菜室での保存もかのうですが、冷やしすぎると風味が落ちてしまいます。冷たいほうが好きな人は、食べる2~3時間前に冷やします。また、傷みやすいので強く押したりしないよう、取り扱いにも注意が必要です。

5 ビワのまとめ

子どものころはビワをよく見かけましたが、最近あまり見かけなくなったような気がします。
ただ、見逃しているだけかもしれませんが。
ビワの加工品は、見かけたりします。調べてみると色々な種類があります。
ビワ酒やビワゼリー、ビワワイン、ビワアイスもありました。ビワの葉のお茶は有名ですが、種を焙煎したお茶もありびっくりしました。ビワのお酢も見つけました。
食用だけではなく、ローションなどもあるようです。
ビワの葉の焼酎付けは、胃のもたれや口内炎、歯痛、歯茎の腫れ、歯槽膿漏などによく効くそうです。を2~3倍に薄めて飲むと内臓の痛みや炎症にも効果があるそうで、ガーゼに浸して湿布すれば、水虫、切傷、やけどなどにもいいそうです。
ビワってすごいですね。

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