日本も世界も食育の中心は子どもたち!輝く未来のために出来ること

約 1 分

◇日本の食育

日本の食育は平成17年に制定・施行された「食育基本法」を基に進められています。

具体的には小中学校などの多くで提供されている学校給食を通じて人間に必要な栄養素について教えたり、実際に作物を育てて食材のありがたみを実感させるなどの教育が行われています。育ち盛りの子どもにとっては栄養バランスのとれた食事は非常に重要なので意義のある取り組みだと期待されています。

食育とは本来子どもだけではなく大人になってからも生涯学ぶべきことですが、食育に関するイベントなどは子ども向けが多いのが現状です。大人が日本の食文化について知っておかなくては次世代に伝えるという点では課題が残るでしょう。これからは大人も食育に興味を持ち積極的に学ぶことが期待されます。

◇アメリカの食育

アメリカの社会問題ともいえるのが“肥満”で国民の約3割が肥満だという調査結果もあります。しかも日本人の想像する肥満のレベルをはるかに超えた200kg・300kgという体重の人も多く太り過ぎによる病気なども深刻な問題となっています。

アメリカと言えばファストフードが日本以上に普及していますが、そこで出てくるハンバーガーやピザなどは日本と比べると桁違いの大きさです。さらにフライドチキンのような揚げ物など日本食に比べて高カロリーなものが多く肥満の一因となっています。肥満の原因を少しでも軽減させようと砂糖たっぷりの炭酸飲料に税金をかける(通称ソーダ税)などの対策が進められています。

さらに最近では子どもたちの肥満を防ごうと学校給食の改善が進められています。アメリカの給食は日本と違い生徒全員が食べるものではなく、メニューも自分で選択する形がとられているのが特徴です。以前のアメリカの給食メニューはジャンクフードが多く栄養バランスに優れているとは言い難いものでしたが、野菜のメニューを増やしたり加工品を減らすなどの取り組みが各地で始められています。

日本でも子どもたちの肥満が少しずつ問題になり始めているので、決して他人事とは思わず注意が必要です。

◇イタリアの食育

皆さんは“スローフード”という言葉を聞いたことがありますか?ファストフードに対する言葉として1986年にイタリアで生まれました。スローフードとはその土地に根付く昔ながらの食文化を大切にしようという考えのことで、イタリアに限らず世界各地で協会が設立され運動が行われています。日本では2001年に提唱され始めました。

イタリア人は元々食を大切にし楽しむ国民でしたが、時代とともにファストフード店が増え便利な方へと流される人が増えていきました。そんな時に伝統的な食事を守ろうと始まったのが“スローフード運動”です。この運動のおかげで昔ながらの野菜や料理に改めて注目が集まり、次世代へと受け継がれるようになりました。

現代社会は時間に追われ忙しい毎日を送る人が多いですが、1日1回でもゆったりとした気持ちで食事を摂れるといつも以上に美味しく感じ幸福感を得られるでしょう。

◇発展途上国の食育の現状

発展途上国では食糧危機の問題が深刻で、飢餓状態にある子どもたちが10億人以上いると予測されています。子どもの肥満が問題になるような飽食の日本では想像もできないような状況が実際に起こっているのです。現状を打開するためには発展途上国にも適切な食育が欠かせません。

アフリカなどの発展途上国では学校給食が子どもたちを救う大きな役割を果たしています。1日の食事が給食だけという子どもも多くいる中で、いかに空腹を満たし栄養バランスがとれた給食を提供するかということが大きな課題です。

そんな中、世界各地で発展途上国に学校給食を普及させようという活動が広まっています。日本でも社員食堂でのランチやお弁当を購入することで自動的に1食20円の寄付となる「TABLE FOR TWO」など、知らず知らずのうちに社会貢献できる仕組みが次々に生まれています。日本人にとってはたったの20円でもアフリカの子どもたちにとっては生きるうえで欠かせない給食に生まれ変わるのです。まずは世界の状況を正しく把握し、出来る範囲での手助けを始めてみましょう。

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