お米は欠かせない栄養素。お米にまつわる基本、現状、課題

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お米は欠かせない栄養素。お米にまつわる基本、現状、課題

■お米の果たす役割

ここ数十年で、日本人のお米の消費量が減少傾向にある事が度々話題に上がります。当初は朝食に「パン」を食べる家庭が増えた事がその理由とされ、次第に「朝食を食べない」世帯が増えた事、食べてはいるものの摂取量自体が減っている事がその理由とされるようにもなりました。

特に若い世代の「お米離れ」は深刻で、一週間全くお米を口にしないという人さえ増えているそうです。

このような背景には「お米」が健康上どのような役割を果たしているのかを正しく理解出来ていない事、その為に必要性を認識していない事もあります。

お米が果たす役割には

〇体のエネルギー源となり、脳の働きの活性化

〇満腹感を与え、活力を引き出す

〇栄養が豊富で健康を維持する役目

などがあります。つまり、単なる好き嫌い、調理が面倒といった言葉で簡単に片づけてはいけないほど、お米は重要な役割を果たしているのです。

■炭水化物は肥満の素になるのか

ダイエットの手法の一つに「炭水化物抜き」が提唱されるようになると、一大ブームが起き、炭水化物の摂取は肥満の原因、摂取をする必要はないといった、行き過ぎた情報が広まりました。

確かに、炭水化物は脂肪分に変化し、結果的には肥満につながる事もありますが、その背景には

〇過剰な量の摂取

〇脂肪分の多い料理を合わせて、過剰に摂取する

〇就寝直前など、摂取したカロリーを消化しきれないまま蓄積する

といった生活習慣や問題点が関係しています。つまり、単に炭水化物を接取した事で太るのではなく、誤った摂取の仕方をする事で太るのです。

逆に、炭水化物を接取しないという事は、

〇空腹感に襲われる

〇血糖値が上がらないので、目覚めが悪い、頭の回転が悪くなる

〇運動をする気力やエネルギーが持続しない

といったマイナス面も見られます。学校や職場で午前中はぼーとしてしまうような場合はこのような症状が起きているサインでもあります。

つまり、炭水化物の代表格である「お米」はきちんと量を考え、バランスよく副食や汁物を組み合わせて摂取する事が大切で、健康や理想体重の維持にもつながるのです。

■世界中で食べられているお米料理

日本ではお米といえば「白米」として食べる事以外にあまりアレンジを加えることもありませんが、実は海外でもお米は広く食べられています。

例えば

〇スペイン料理のパエリア

〇中国のチャーハン

〇韓国のビビンバ

〇インドネシアのナシゴレン

〇タイのカオパット

〇インドのビリヤニ

〇メキシコのアロス・ア・ラ・メヒカーナ

などです。お米は、アジアだけでなく、ヨーロッパ、アフリカ、各国で様々な調理方法で食べられています。
このことは日本では意外にも知られていない食文化です。世界のお米事情を調べてみるという取り組みもとても楽しく、興味深いものでしょう。

「食について学ぶ」には単に栄養学だけを思い浮かべてしまいがちですが、身近な食材である「お米」に焦点をしぼり、国内の産地や生産状況、最新の品種開発事情について調べてみたり、海外ではどのような調理方法でお米を食べているのか、日本でそれらのレシピを紹介するという活動をするといった取り組み方もあるでしょう。

誤った情報や思い込みで敬遠するのではなく、これまでと違った視点から考える事で、新たな発見がたくさんあり、お米の奥深さを知ることも出来るでしょう。

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