硬い物を「噛む」習慣をつける。噛む事で変わる成長と健康

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硬い物を「噛む」習慣をつける。噛む事で変わる成長と健康

■硬い物嫌いな子供が急増しています

今、硬い物が苦手な子供が急増しています。単に「嫌い」「苦手」というだけでなく、「噛みきる事ができない」「顎に痛みが出る」など深刻なケースもあるほどです。医学的な観点からも、硬い物をしっかりと噛む食文化をしていた世代に比べ、現代の世代は顎の骨格が小さくなるという変化もあると言われています。

その理由は「硬い物」を食べる習慣が日本人の食生活から消えてしまいつつあるためです。

一昔前までは「顎が丈夫になる」「歯が丈夫になる」「骨が丈夫になる」と年長者から言われ、子供にも積極的に「硬い物」を食べさせる事が当たり前とされていました。

しかし、次第に核家族化が進み、年長者との生活がなくなり、この文化も継承されなくなってしまっているのでしょう。

しかし、今も昔もしっかりと硬い物を噛んで食べる事、よく噛んで食べる事は大切な食習慣です。

今からでも決して遅くはないので、子供に積極的に硬い物を食べさせましょう。

具体的には

〇硬いせんべい

〇たくあん

〇塩気のないするめ

〇干した昆布

〇小魚のみりんぼし

などをおやつに取り入れる方法がおすすめです。

また、ドライフルーツなど食べごたえと甘味があるものもよいでしょう。まずは少量からでも、挑戦してみるとよいでしょう。

■大人になってからも硬い物を食べる

実は、小さなころは周りの大人や親がおやつや食事の献立を考え、偏りの内容に工夫をしてくれているものの、その後次第に大人の手が離れると、気がつけば「食べやすい物」「柔らかい物」に食事の内容が偏ってしまいがちです。

しかし、「硬い物」を食べる習慣は大人になってからも続けるべき大切な意味があります。

硬い物を食べる事、しっかりと自分の歯で噛む事は健康の源を言われています。健康増進の一環として「8,020運動」という取り組みもあります。これは、80歳になった時に、自分の歯が20本残っているくらい、健康で丈夫な歯と顎であるように取り組もうという意図があります。

一見、簡単そうに感じるこの取り組みですが、実際には相当難しいものです。若い頃、健康な頃に柔らかい食べ物や糖分の多い食生活、不規則な食生活、歯磨きの不徹底などが続くと、気がつけば、目標とは程遠い結果になってしまうのです。

日ごろの食事でまずは一品、歯ごたえのある物、硬い物を取り入れる様に献立を工夫してみましょう。

■目標は、一口で30回咀嚼する

歯や顎の健康を考えるうえで、一口ごとに30回咀嚼する事(噛む事)が望ましいとされています。

日ごろ、噛む回数を意識する機会はほぼありませんが、ぜひ一度、自分が無意識のうちに噛んでいる回数を数えてみましょう。驚くほどに少なく、10回程度という方が多い事でしょう。

その上で、意識をして30回の咀嚼を繰り返してみましょう。食事を終えるまでには、相当な時間がかかり、疲労感を感じるものです。

しかし、この状態が理想的な食事方法であり、毎食この方法を継続する事が望ましいのです。

柔らかい食材が多い場合、30回咀嚼する事自体が難しく感じるものですが、適度な硬さのある食材の場合、無理なく30回咀嚼する事が出来ます。つまり、この点でもいかに日ごろ柔らかい食べ物が多いかを把握できます。

慣れるまでは面倒で疲れてしまう方法ですが、末永い健康のために、ぜひ意識をして取り組んでみましょう。

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