無形文化遺産にも登録された「和食」の魅力と日本の食文化とマナーを紹介

約 1 分

◇無形文化遺産にも登録された「和食」

和食は平成25年(2013年)にユネスコの無形文化遺産として登録され、昔から受け継がれてきた日本の食文化は大切にするべきものだと改めて認識されました。

世界中で親しまれている日本料理ですが、日本人である私たちはどれほど知っているでしょうか?長い年月をかけて育まれてきた“和食”の文化を次の世代へ伝えるために、今一度考えてみませんか。

◇和食の素晴らしさを改めて考える

古くからある日本の食文化と諸外国から入ってきた食文化を融合させ、常に進化し発展してきた和食文化ですがその魅力とは何でしょうか?今回は4つの視点で考えてみました。

1.ヘルシーで栄養バランスに優れている

和食の基本は「一汁三菜」です。主食と味噌汁などの汁物、肉や魚の主菜、野菜を中心とした副菜2品の献立は自然と栄養バランスが整います。さらに和食はだしの旨味を効かせた味付けも多くカロリーが低いのも特徴です。

ヘルシーでバランスが取れた食事を続けてきたことで、日本は世界トップクラスの長寿の国になりました。

2.食材の豊富さ

日本は北から南に長い国のため同じ国でも気候に差があり、収穫できる農産物・海産物の種類が豊富です。昔は地域ごとに独自の食文化・郷土料理で完結していましたが、現代は様々な地域の食材が手に入るためより和食の幅が広がっています。

3.旬・季節感の表現

日本は四季がはっきりしているため作物の獲れる季節が限られています。食材にはそれぞれ旬があり、和食はその旬をとても大切にする食文化です。さらに盛り付けにも季節感を取り入れ目でも楽しめるようになっています。料理の繊細さや美しさも世界で愛されている理由のひとつです。

4.行事食としての役割

お正月はおせち料理やお雑煮、ひな祭りにはハマグリのお吸い物、端午の節句にちまき、土用の丑の日にはうなぎ、冬至にかぼちゃなど、日本の食文化と年中行事は切っても切れない関係にあり、古くから大切にされてきました。今では一種のイベントのようになってしまっているものもありますが、意味を考えながら伝えていきたい文化です。

◇実は外国生まれの和食も多い!?

一口で“和食”と言っても料亭で食べる懐石料理などから家庭で親しまれている料理までさまざまです。その和食の定義は実は曖昧で厳密にルールがあるわけではありません。和食として認識されているものの中にも、外国から入ってきた食文化が多くあります。

その例が天ぷらです。今では完全に和食のイメージですが実は室町時代にポルトガルから伝わった料理がもとになっていると言われています。日本に伝わり独自の進化を遂げて今の天ぷらができあがったのです。

日本人は食だけではなく色々な分野で諸外国の文化を取り入れ、さらによくすることに長けている国民性です。和食はこれからも変化していく可能性を秘めています。

◇世界の三大食作法とは?

世界の食事方法は大きく分けて3つあります。各国の食文化や宗教に合った食事方法が根付いています。

1つ目はナイフ食です(約30%)ナイフ・フォーク・スプーンを使って食事をする習慣で欧米を中心に広がっています。

2つ目は手食です(約40%)道具を使わず手で食事をする文化が世界では一番多くなっています。

3つ目は箸食です(約30%)私たちの住む日本や隣の韓国・中国などが中心です。

◇正しい箸のマナー知っていますか?

毎日当たり前のように使っている箸ですが、正しいマナーを理解していますか?基本的な箸の持ち方はもちろんのこと、何気なくやっているけど実はNGという箸の使い方があります。やってしまいがちな間違った箸の使い方をいくつか見てみましょう。

・刺し箸…料理に箸を刺して食べる

・迷い箸…どの料理を食べるか箸を動かしながら迷う

・ねぶり箸…箸を舐めること

・寄せ箸…器に箸を引っ掛け自分の方に寄せること

・涙箸…箸の先から食べ物の汁をポタポタと垂らすこと

他にも箸先を汚していいのは3cmまでなど細かい決まりも多く窮屈と感じるかもしれませんが、気持ちよく食事をするためにはぜひ覚えておきたいマナーです。日本人の食文化と切り離せない箸の使い方について再確認してみてください。

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