菓子パン生活で体がボロボロ!食生活の変化と多様性が今問題に!

約 1 分

◇食生活の変化の背景とは?

昔の日本では家族そろって食事を摂ることが一般的でした。しかし現代の日本ではライフスタイルの変化により大人は仕事で、子どもも塾や習い事で忙しく“個食”や“孤食”が問題となっています。コンビニやファストフードの普及により24時間いつでも好きなものを食べられる環境にあり、不規則な食生活を送る人が増えてきました。また、外食やデリバリーといった食事を外に頼る機会も多くなりました。少し前の日本では考えられないほど食生活は多様化しています。

レトルト食品や冷凍食品の進化など食を取り巻く環境はとても便利になり共働き世帯などにとっては助かる一方で、健康面に多くの問題が起きているのも忘れてはいけない事実です。

◇お米の消費量は年々減少

日本人は昔からお米を主食とした食生活を送っていました。お米で炭水化物、肉や魚でタンパク質、野菜でビタミンやミネラルをとるのが長い間日本のスタンダードでした。

しかしお米の消費量は年々減少しています。昭和40年には1人当たり年間約115kg消費していたのが平成25年には約57kgと半分ほどにまで落ち込みました。1年に57kgというのは1日あたりに換算するとお茶碗2杯強のお米しか食べていない計算になります。これは1日3食のうちお米以外の主食を食べる習慣が広まっていることを表しています。特に手軽に食べられるという理由から朝食にパンを食べる家庭が多いようです。

お米の消費量減少の原因として考えられるのは食の欧米化、ライフスタイルの変化により自炊する人が減少、高齢化によって食が細い人口の増加などがあります。

また日本の人口は減り続けているため、全体の消費量も減る一方です。お米の生産・消費が減ると米作農家の収入が減り日本の農業の崩壊にもつながりかねません。関係団体は様々な消費拡大の対策をとっていますが、減少に歯止めはかかっていないのが現状です。

◇米離れの問題点

日本人の米離れの問題点が何なのか今一度考えてみたいと思います。

1つ目は日本の食料自給率の低下です。お米は日本の風土に適した農作物のため日本各地で生産されていて、主食用のお米はほぼ国内産で賄っています。一方のパンや麺類の原料は多くを輸入に頼っている小麦です。これらの割合が増えると自ずと自給率が低下し、外国頼みの食生活となってしまいます。

2つ目は栄養的な問題です。パンにはバターや砂糖などの材料が使われているので、お米に比べカロリーが高くなりがちです。ごはんは茶碗1杯(150g)あたり252kcalになります。パンなどに比べ消化が遅く血糖値がゆるやかに上がっていくためパンよりも太りにくい主食と言えます。

◇世界から注目を集める「和食」に再注目!

和食はユネスコ無形文化遺産にも登録されるほど世界で注目されています。世界各地に和食料理店があり日本食のファンも多くいます。私たち日本人が気付いていない魅力がまだまだ隠されているのです。

和食の基本である「一汁三菜」は非常に栄養バランスのとれた構成になっていて、洋食に比べヘルシーなのが特徴です。出汁を効かせた薄味、味噌や漬物などの発酵食品、脂質が控えめなど健康に良い条件がいくつもあります。日本は世界一の長寿国でありその秘密が“和食”にあると言われるほどです。

現代の日本では高血圧や糖尿病など生活習慣病の増加が問題となっています。これは大人だけではなく、子どもたちの間でも肥満が増え生活習慣病になるケースが多くあるのです。小さな頃からの食生活がいかに大切かを認識し、和食中心を心がけることが改善のための一歩になるでしょう。

◇食生活の多様化

今の日本では世界各国の料理を味わうことができます。フランス料理や中華料理など広く知られたものからエジプト料理、ロシア料理、ペルー料理などちょっとマイナーな国の料理までいろいろなレストランが揃っていて、日本にいながら海外旅行気分を楽しめます。このような国は世界でも珍しいでしょう。

さらに日本人は海外の文化をアレンジし自分のものとして取り入れることに長けています。各国の料理をそのまま楽しむだけではなく、日本人の口に合うように改良して日本の食文化の一部として根付かせてきました。今では人々の嗜好が多様化しています。これからは世界各国の料理と日本の食文化が融合し、新たな日本の食として広がっていくでしょう。

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