メタボリックシンドロームとは?メタボの診断基準と改善法!大人も子どもも要注意!

約 1 分

◇メタボリックシンドロームとは?

太っていることを表すのに何気なく使っている「メタボ」という言葉ですが、正しい意味を知っていますか?正式には「メタボリックシンドローム」で、代謝異常の状態のことを指します。単純におなかまわりが太っているだけでなく、内臓脂肪の増加によって高血圧や脂質異常症など生活習慣病の症状が一度に複数出ている人のことです。

厚生労働省が40~74歳を対象に調査した結果、男性では2人に1人、女性では5人に1人がメタボリックシンドロームとその予備軍でした。対策のため40歳以上には特定検診、メタボと予備軍と診断された人には特定保健指導が義務付けられていますが、メタボの人はほぼ変わっていないのが現状です。

◇メタボの診断基準

メタボは腹囲(おへその周り)が男性85cm以上、女性90cm以上の人で次の項目に2つ以上当てはまる人のことを指します。

①中性脂肪が150mg/dL以上かHDL(善玉)コレステロールが40mg/dL未満

②空腹時血糖値が110mg/dL以上

③血圧が(上)130mmHg以上または(下)85mmHg以上

ただしウエストが基準値以下でも内臓脂肪の面積が100㎠以上の人も対象となるため、痩せているからと言って必ずしも安心ではありません。

◇メタボの怖さとは?

“メタボ=不健康”というイメージは定着しつつありますが、実際どんなリスクがあるのでしょうか?

そもそもメタボ(肥満)になるということは食生活の乱れや運動不足など生活習慣が大きく関わっています。皮下脂肪が蓄積される肥満とは違い、内臓脂肪が増えていくタイプの肥満では動脈硬化の危険性を高める物質が分泌され、心臓病や脳卒中のリスクを2~3倍にも高めてしまいます。

さらに怖いのが血圧や血糖値など健康診断などの数値ではわかるものの、日常生活を送る上では自覚症状があまりなく、メタボと診断されても対策をせず放置してしまう人が多いことです。おなかまわりが気になり、血液検査の結果も思わしくないという人は一度医師に相談し早めの対策を心がけましょう。

◇メタボにならないために出来ること

メタボの原因ともいえる内臓脂肪には「蓄積しやすいが減らしやすい」という特徴があります。そのため生活習慣や食生活を見直すと効果を実感できる人が多いでしょう。

一度ついてしまった内臓脂肪を解消するためには食事と運動の両面からアプローチしなくてはいけません。

まずは食事面ですが、規則正しく3食摂ることを意識しましょう。摂取カロリーを抑えたいからと食事を抜くとその反動で食べてしまったり、体が余分なカロリーまで吸収してしまうなど却って悪影響があります。バランスのとれた食事を1日3食、腹八分目にすることが大切です。さらに飲酒の習慣がある人は最低でも週に2回飲まない日を作りましょう。

次に運動面ですが、急にウォーキングやジョギングを始めても三日坊主になるのが目に見えています。まずは一駅歩いたり階段を使うなど日常の中で身体を動かす機会を増やすのが無理なく続けられるコツです。できる範囲で運動をスタートし、徐々に強度を上げていくと良いでしょう。

食事と運動、どちらも急に結果は出ませんが続けることで確実に体は変わっていきます。長い目で見てゆっくりとメタボ解消を目指しましょう。

◇大人だけじゃない!子どもにもメタボの危険が…

メタボや高血圧など大人だけの話に感じられますが、近年は子どもの肥満や小児メタボも問題になっています。この30年の間に肥満気味の子どもが2~3倍に増えたとの調査結果もあるほどです。

子どもの肥満が増えた要因として挙げられるのが食生活の変化と夜型の生活です。ファストフードやスナック菓子など高カロリーの食事をする機会が増えたほか、習い事や塾などで忙しく夕食が遅くなる子どもが多くいます。このような食生活と生活リズムでは肥満のリスクが高くなってしまうのです。

子どものメタボも大人と同様内臓脂肪の増加によって高血圧や脂質異常症などの症状が現れます。子どもの肥満は約70%が大人の肥満にもつながることが分かっていて、早急に対策が必要です。小児メタボの対策は食生活と生活習慣の改善が肝心で、朝食を抜かない・おやつの量を決める・ゲームばかりでなく外遊びをするなどすぐに始められることばかりです。

子どもの頃から正しい食生活と生活習慣を身につけ、将来メタボになる可能性を少しでも減らせるよう家族で健康的な生活を送りましょう。

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