食育推進基本計画の内容は何を目的としているか

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食育推進基本計画の内容は何を目的としているか

食育推進基本計画とは

食育基本法を推進していくために実施する具体的な内容を含んだ計画が食育推進基本計画です。食育基本法はそもそも、食によって国民の健全な心身と、豊かな人間性を育てることについて制定されたもので、食育の理念にのっとって作られました。これは昨今の食文化の変容ぶりに、今後のさらなる食生活の乱れを危惧したことがことのはじまりです。急速な生活水準の向上で便利な世の中となり、多くのことが効率的に進められる社会になっています。軽食を食べるにも近くにはコンビニエンスストアがあり、夜中まで仕事をしても24時間営業している飲食店も増えることで、いつでも食べられるようになりました。しかしその一方で孤食する人が増え、栄養バランスの崩れた食事を続けているような人も出てきています。このような問題を解決するため食育推進基本計画が作成されました。

食育推進基本計画の目的

この計画の目的は、簡単に言うと、食育をより一般に推進し広めることで健全な食生活を維持することです。これが大元となる目的ですが、これだけでは具体的な活動までは見出せません。そこで現代の状況に合わせた目標が一つ一つ掲げられ、その目標を達成するための活動が計画されています。

より詳細な目標

食育推進基本計画はその時代に即したものである必要があります。なぜなら元々この計画は急な食生活の変化による悪影響を是正するために作られたものなので、その変化についていかなければ新たな問題発生が次々に生まれてきてしまいます。そこで5年区切りで計画を更新し、その中で小さい目標をいくつか設定しているのです。初期の食育推進基本計画が作成されてから10年以上が経過しています。この第一弾では、まず食育という考え方を周知させることに力を入れていました。そしてその五年後、第2次食育推進基本計画が始まりましたが、こちらでは、より実践的内容となりました。最初の5年間で多くの機関の協力を得て食育というもの、そして現代の食生活の現状を把握してもらうことがある程度できました。しかしまだ大幅な改善は見られず第2次計画に託されることになったのです。第2次計画を実施することで改善された要素もより見えてくることとなりました。家族との食事を取る頻度を上げること、生活習慣病の予防を意識した行動をする人の割合なども向上し国民の意識改善に効果を発揮しました。そして第3次計画ではこれらの活動に引き続いて、健康寿命を延ばすことや若年層への食育推進の強化、食品の廃棄量を減らすこと、食の循環や生産過程を知ることで感謝の念を持つこと、これらに特に力を入れる内容になっています。

最終的な目的は一貫している

多様な生活スタイルに合わせて計画を立てていますが、最終目指すゴールは一貫して食育の推進および国民の健全な食生活の実現です。この最終目標を達成するために様々な問題を改善していく必要があるためこのような過程を踏んでいます。生活スタイルの変化を止めることはできませんが、生活している人間は同じです。そのため食育の基本理念でもある、正しい知識を持った人の育成に力を入れ、特に教育機関と協力し子供たちに向けた活動は継続して行われています。そうして正しい自己判断できる人間を育てているのです。

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