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食育とはどのようなものなのか、食育の実践について学べる

食育推進基本計画による市町村の活動

約 1 分

食生活改善の必要性

朝食の欠食、生活習慣病、食文化の希薄化など社会情勢の変化と同時に問題を多く発生してきています。食育基本法ではこの問題に対処するため具体的な活動計画として食育推進基本計画が立てられました。子供から高齢者まで幅広い年齢層の持つ多様な問題への対策、生活スタイルの違う人それぞれに合うような対策、また食文化も地域によってさまざまで、ただ一つの対策案だけでは包括できません。したがって多様なバリエーションを持つ施策を考える必要があります。

市町村の協力

多様な食環境に対応するには小区分化された単位で対策を考えるほうが効率的かつ効果的と言えます。そのため食育推進基本計画ではその具体的目標の一つに「推進計画を作成・実施している市町村を増やす」という項目を掲げています。全国各地で地域に密着した食育推進を行うにはすべての市町村が食育推進計画を作成することとその実施が必要です。平成27年度までにおけるその現状値は76.7%であり、残りの20%強の地域では具体的な対策がなされていません。これではその地域に沿った細かな施策ができず国民の意識改善にも遅れが生じます。

地域との連携による効果

できるだけ多くの市町村が食育推進に積極的になることで日本全体として、この取り組みの充実を図ることができます。そのため国としても各市町村が満足に活動を行えるよう必要な資料や情報の提供といった支援を行っています。連携を増やすことによるメリットは数多くあります。より密着した食育推進を可能にすることで各家庭の状況を知ることにもつながります。経済発展による生活水準の向上で飽食となり食品廃棄物の量が増えてしまっている一方で、貧富の格差も顕著になっています。一部では貧困な環境下の中生活している国民もいて、その家庭における子供が満足な食事ができていないとなると望ましい成長を阻害されていることになります。このようなことがないようにするには困っている家庭がないかどうか調査をして、必要であれば支援をすることも重要です。また生活習慣病の問題にも地域性が現れます。メタボリックシンドロームと診断される人の多い地域や糖尿病患者の多い地域など、特色が分かれます。そうなると全国で一律に対策案を実施しても効果が表れにくい地域も出てくるのです。それぞれの特徴に合わせた対策を各市町村が考えることで健康寿命を延ばすことにもなってきます。全国的に、そして特に都市部外では高齢化ますます進行しています。高齢者の多い社会では健康に老後を過ごせるような食生活を心がけることで高齢者への直接的な効果以外にもメリットは考えられます。例えば高齢社会になったことで介護の需要が急増し、従業者への労務がどんどん厳しい状況になってきています。また看護師や医師もますます激務になっています。医療関連への負担を減らすためにも効果的なことなのです。

多方面への食育推進

このように各市町村が食育推進計画をし、実際に活動を活発化させることで間接的に他分野における効果が期待できるのです。食育は単なる正しい食事をとることが目的ではなく食に関する全般的な教育をすることを内容としているのです。

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