食育と歯の関係

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食育と歯の関係

食育の多面性

食育の考え方は、基本的に食にまつわるすべての環境に関して言及されるものです。料理や食べ方、文化まで幅広いです。それぞれの専門家がその分野に関する食育の重要性を説き、その情報を広めるために推進運動が多くの団体との連携を通じて行われています。

歯の発達と老化

食育には食事による栄養摂取の方法についても、もちろん内容として含まれています。そして人間が食事をする際には、マナーをわきまえ、箸を巧みに利用し口へと運び、そして歯で食べ物を砕くことで消化がしやすいような形にしています。このようにして栄養を補給するとき、効率よく消化・吸収するには歯を使った咀嚼の仕方が重要です。そのため歯の健全な発達がカギを握ることになります。また咀嚼という行為は消化を促す効果だけではなく、食事をよく味わい、楽しむことのできる効果もあるのです。歯の健全な発達には幼少期からの生活習慣に注意が必要です。食への教育をしっかりとし、正しい噛み方、正しい歯の磨き方を子供に習得してもらわなければなりません。これは生活習慣病にも関係してく話であり、早食いや丸呑みすることによる肥満への影響も予防することができます。乳児のような小さい赤ちゃんの時期には1本も生えてなかった歯も乳歯が徐々に生えそろい、そして永久歯へと生え変わります。この一連の過程は子供のうちに終えるのが一般的です。そしてその永久歯とともにこれからの長い一生を過ごすことになります。特に日本は世界的にも平均寿命の長い国なので身体のメンテナンスは大切です。爪や髪の毛のように次々に生え変わっていくものではないので一度失ってしまうと入れ歯や挿し歯を入れるしか方法はありません。そのため歯は子供時代の過ごし方のみならず、成人してから老後まで常に配慮した食生活が必要なのです。

歯科による食育推進

歯の健全な発達と維持が今後の食生活を豊かにします。このことは歯科による食育推進運動でも言われており、歯科団体による「食育推進宣言」で言及されています。そして食育推進宣言の内容をより具体的に解説するため「歯科関係者のための食育推進支援ガイド」が作成されました。これには噛むこと、味わうこと、飲み込むことなど、口から食べる行為の重要性が示されています。さらに口や歯を健康に保ち五感で味わう食べ方ができる食育によって、心身の健全を目指した食生活を実践してもらう必要性も記載されています。

歯にまつわる運動

歯の健康維持のための運動はいろいろ行われています。その中の一つは「8020運動」です。これは80(歳までに)20(本以上の歯を残す)運動という意味です。完全な目標達成は難しく平成17年の調査では残っている歯は平均10本という結果でした。目標の半分しか達成しておらずまだまだ先が長そうな運動に思われますが、その数年前には約8本という調査結果であったため確実に残数は増えていることがわかります。また平成25年には東京都港区の局所的なデータですが20本以上残っている区民の割合が半数を超え、ゴールまでの兆しが見えてきています。そのほかにもよく噛むことを推奨している「噛ミング30」という運動などもあり、いかに歯が重要なものであるかということがうかがえます。

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