厚生労働省が推進する食育の三つの柱とは

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厚生労働省が推進する食育の三つの柱とは

健康づくり運動の推進

食育基本法が平成17年7月15日に施行されたことを受けて、厚生労働省では、「国民健康づくり運動の推進(健康日本21の推進)」、「子ども・子育て支援(食育の推進について)」、「食品の安全に関するリスクコミュニケーションの取り組み」の3つの柱で食育を推進しています。

3つの柱のうち、まずは国民健康づくり運動である健康日本21について見ていきます。健康日本21とは、「21世紀における国民健康づくり運動(健康日本21)」の趣旨、基本的な方向、目標などを掲載したものです。健康増進の観点から9章で構成され、生活習慣病及びその原因となる生活習慣などの課題について9分野について掲載しています

埼玉県では、健康日本21を先取りし、平成10年から「健康づくり行動計画」を策定し、県民の健康づくりを推進してきました。現在は、「彩の国プラン21」を策定し、QOL(生活の質)レベルを重視した6分野(食生活、身体活動、休養、歯科保健、アルコール、たばこ)72項目の数値目標を設定しています。具体的には、埼玉県民向けの「健康づくりプログラム」の作成や、健康づくり協力店や県内産物を使用した食品数の増加に向けた活動などを行っています。健康日本21は、国民健康づくり運動について、国が示している指針となっています。

親子の健康

厚生労働省では、子ども・子育て支援ににも力を入れており、乳幼児期の栄養と食育について情報提供などを行っています。平成16年の「食を通じた子どもの健全育成のあり方に関する検討会」の報告書では、子どもの食をとりまく問題として、栄養バランスの偏り、朝食の欠食、肥満の増加や、親世代の食に関する知識不足などをあげています。

また、全ての国民が同じ水準の母子保健サービスを受けられることを目指す、健やか親子21(第2次)ホームページでは、子育てや健康支援に関する情報を発信しています。健やか親子21(第2次)は、次世代を担う子どもたちが健やかに育つ社会を目指す国民運動です。赤ちゃんの食物アレルギーや、3歳頃までの子どもの食事についてなど、食に関する情報発信にも努め、健康づくりに役立つ意見交換会などのイベント情報も積極的に発信しています。

リスクコミュニケーション

食品の安全に関するリスクコミュニケーションは、消費者、事業者、行政担当者など関係者による積極的な情報・意見交換を促すものです。厚生労働省のホームページでは、厚生労働省、食品安全委員会、農林水産省における意見交換会の開催状況について報告しています。厚生労働省は、2017年8月18日(金)と8月19日(土)の2日間において、消費者庁、内閣府食品安全委員会、農林水産省と共同で「おおさか食育フェスタ」に出展し、「何ができるか考えよう!親子で学ぶ、食と暮らしの安全」をテーマに、ワークショップなどを行いました。また、食品の放射性物質についての正しい知識を身につけるためのリスクコミュニケーション「知ろう!考えよう!親子で学ぶ、食品中の放射性物質」も実施しました。放射性物質について漠然と抱いていた不安について、専門家に直接質疑応答することができる場となりました。

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