第2次食育推進基本計画で定められた重点課題

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第2次食育推進基本計画で定められた重点課題

第2次食育推進基本計画の3つの重点課題とは

第1次食育推進基本計画で定められた項目のうち4つが数値目標を達成することができ、また着実に推進したとみられています。

しかしその一方では、生活習慣病の有病者数が増加し、子ども達の朝食欠食と一人で食事をとる「孤食」は依然として見られ、さらには高齢者の栄養不足と、食における課題は増加しているのです。

第2次食育推進基本計画では、こうした諸課題への対応の取り組みとして、次の3つの重点課題を定めました。

1.生涯にわたるライフステージに応じた間断ない食育の推進

食育とは「生きる力を身につけていくこと」と言われるように、食べることは私たち命の源となります。生きる基礎を身につける為に保育園や小学校、中学校と食育を学んでいきますが、これは大人や高齢者にも同じことがいえます。

生涯にわたり健全な心身と豊かな人間性を育むためにも、子どもから高齢者までの幅広い年齢に応じた食育を推進することが重要なのです。

しかし、こうした課題に取り組むにあたり、家庭の多様なあり方や社会的環境要因、経済的環境要因、また高齢化によって、健全な食生活を実現できない状況にある人もいます。

そこで、これまで行政が提供して管理していた公共サービスを、NPOなどが主体となって提供・管理する「新しい公共」と連携を図り、また協働等を含めた支援活動を行いながら食育を推進します。

2.生活習慣病の予防及び改善につながる食育の推進

日本での死因の約6割は生活習慣病であり、国民医療費の約3割についても生活習慣病に関するものです。こうした数字から見ても、生活習慣病の予防・改善は重要な課題となります。

特に、生活習慣病予備軍といわれている”内臓脂肪症候群(メタボリックシンドローム)”と強く疑われる人、またはその予備軍と考えられる人は、40〜74歳の男性でおよそ2人に1人、女性ではおよそ5人に1人となっていて、かなり深刻な状況といえるでしょう。

さらに、生活習慣病のうちの1つである”糖尿病”は強く疑われる人、またはその可能性が否定できない人を合計するとおよそ2,210万人にも及び、増加しているのです。

この為、生活習慣・食生活の改善を重要視し、地方公共団体や関係機関などが連携して食育を推進します。

3.家庭における共食を通じた子どもへの食育の推進

子どもの頃に身についてしまった食習慣は、大人になってから改めることが非常に難しいものです。子どもは大人たちの食への対する態度・マナーを見て食生活を学習していくため、私たち大人が食事のマナー等の基礎を習得させるよう配慮しなければなりません。

また、家族が一緒に食卓を囲む「共食」には、親と子のコミュニケーションを図る大切な場としても考えられ、さらに家族団らんで食を囲むことの楽しさを実感させます。

生涯にわたるライフステージに応じた間断ない食育の推進の課題点でも家庭の多様なあり方を紹介した通り、我が国では健全な食生活を送ることができない状況にある人もいます。しかし、家族みんなで食べる共食が、子どもの食育の基礎を習得する場所であるということは否めません。

そこで、学校や保育所、地域社会と連携を図り、家庭内の食育推進を支援します。

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