第3次食育推進基本計画の目標と課題について

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第3次食育推進基本計画の目標と課題について

第3次食育推進基本計画の目標(2016〜2020年)

私たちが生涯にわたって健康的な心身・豊かな人間性を育成するためには、健全な食生活が基礎となり、またそれを実践しなければなりません。

第3次食育推進基本計画では、以下の5つの重点課題を基に、食育を推進していきます。

若い世代を中心とした食育の推進

20代〜30代の若い世代は、食育に関心のある傾向があるものの、体が健康であるために食の大切さや必要性を感じていないケースや十分な取り組みをしていないケースなど、他の世代に比べ知識や技術に課題が多くあります。

ですので、こうした若い世代の食への知識・技術を高めることのできるよう食育を広く推進するために、SNS等を利用した情報発信、食に触れる環境づくりといった取り組みを行っています。

多様な暮らしに対応した食育の推進

近年、日本ではライフスタイルの多様化に伴い、共食への意識が薄れつつあります。しかし、家族や仲間と共にご飯を食べるということは、食事の楽しさを知る上でも重要な食育でしょう。

こうした孤食に対応するために、地域や企業が連携し、共食の場を設ける取り組みを行っています。また、テレビでも話題となっている「子供食堂」では、一人でご飯を食べる人や貧困状況にある子どもに対し安価で食事を提供しています。中には調理体験も含めた子供食堂もあったりと、子供たちの貴重な食育活動に取り組んでいるところもあるのです。

健康寿命の延伸につながる食育の推進

日本では、世界でも有数の長寿国である一方で、死因の約6割が生活習慣病であるとともに国民医療費の約3割も占めています。したがって、健康な体をつくること、生活習慣病を予防するということは食育の課題でもあり、推進していかなければなりません。

そのために、企業の社員食堂では栄養バランスに配慮したヘルシーな食事を提供したり、食や健康の情報発信しているところもあります。また、同じお味噌や醤油でも減塩タイプのものが販売されていたり、カロリーハーフのマヨネーズが販売されていたりといった商品開発の取り組みもされています。

食の循環や環境を意識した食育の推進

食育では”食に関する感謝の念を深める”ということが重要視されています。しかし、現在の日本では、考えられない量の食材・食品が破棄されているのです。年間2,801万トンもの食品が廃棄されており、そのうち家庭から廃棄されたものはおよそ312万トン、事業から廃棄されたものは331万トンにも及びます。

農林漁業体験は美味しい食材をつくってくれる生産者への感謝の念が生まれ、また動植物の生命をいただくということがどんなにありがたいことなのかを知ることができます。

フードバンクと呼ばれる団体は、食品の製造時に発生してしまった規格外品を引き取り、福祉施設などへ無料提供する活動を行っています。家庭でも食品を食べきること、使い切ることなどで食品ロスを減らすことができるのではないでしょうか。

食文化の伝承に向けた食育の推進

長寿国としても知られている日本では、その秘訣である日本の伝統的な食が世界から注目を集めています。しかしその一方では、自産自消、郷土料理、食べ方やマナーといった食文化が継承されていないという状況にあります。

そのため、次世代を担う子どもたちへ伝統を伝えていくことは極めて重要であり、家庭、教育現場、地域、社会が積極的に食育を推進していかなければならないのです。

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