食育推進基本計画の実施!食育月間と食育の日とは

約 1 分

毎年6月の食育月間と毎月19日の食育の日

全ての国民が生涯にわたり健全な食生活を送ることができるよう、毎年6月を食育月間、毎月19日を食育の日として制定し、食に関する意識を高め、また知識や技術の習得ができるよう様々な取り組みが行われています。

食育の日を毎月19日に制定した理由が、食育の「育=いく=19」という背景が伺えますが、食育月間は何故6月に制定されたのでしょうか。これは、食育推進基本計画の取り組みの基が食育基本法にあり、この食育基本法が2005年の6月に制定されたことと関係しています。

しかし、11月にも食育月間を設定している県が多く見られます。調べてみると、11月には県産の食材が豊富に出回る時期のようで、毎年6月と11月に食育月間としているようです。

こうした取り組みは、農林水産省をはじめとした食育を推進する関係機関が主体となって実施されます。

重点的に取り組む課題

食育月間や食育の日に取り組む課題としては、以下の7つが挙げられます。

・食を通じたコミュニケーションの促進

・子供の生活リズムの向上

・健康寿命の延伸につながる健全な食生活の実践の促進

・食の循環や環境への意識の醸成

・伝統的な食文化に関する関心と理解の増進

・食品の安全性に関する情報提供と食品情報に関する制度の普及・定着

・都道府県・市町村が作成する食育推進計画の普及

これらの重点事項を踏まえ、各地方で様々な取り組みが行われているのです。

山形県「地産地消ウィーク」

全国1位ではないものの、山形県も食材が豊富な農業県。このメリットを生かし、毎月19日を含む1週間を「地産地消ウィーク」として設定し、山形県産の食材の特売フェアをスーパー等の協力店で行ったり、ホテルにて地産地消のメニューを提供するなど、多岐にわたる取り組みが行われています。

地産地消の主な取り組み例としては、地元生産のそば粉を使用した打ち立てそばのメニュー提供、山形県産の食材と全国でも人気の米「つや姫」を使用したランチメニューの提供、山形県産の農産物を使用した学校給食の献立等があり、地産地消を通じて農林水産業を活性化させたり、子どもたちの食育を行ったりしているのです。

東京都狛江市の食育事業

東京都と聞くと、田舎町出身の筆者からすると新宿や渋谷などいわゆる「都会」を思い浮かべてしまうのですが、狛江市は多摩川や豊かな自然に囲まれ、農業も行われているのです。こんなに都心に近い立地でも旬の地場野菜が楽しめるのです。

また、市のHPを見てみると食育事業の取り組みがとにかく多く行われています。未就学児を中心にした食育では、離乳食教室や食育料理教室、幼児食教室、狛江産の野菜を使用した調理実習「ミンジーと一緒にクッキング」、歯科教室が行われています。

さらに、小学生や中学生を対象とした食育事業では、ハイキングやバーベキュー等を指導する野外サークル、野菜ソムリエによる食育講習会を開催していました。

大人を対象とした食育事業では、栄養士による食育料理教室「わくわくクッキング」や食育講演会、数カ所の畑を回って収穫作業をする農業食育ラリー、生ゴミの利用法を学ぶ生ゴミ堆肥化講習会等、とにかく魅力的な食育事業がたくさんありました。

まとめ

今回は海、山、川、全てに囲まれた自然豊かな「山形県」と、日本の大都市「東京都」の食育事業についてご紹介しました。

豊富な自然と大都市、これだけ見ると山形県の方が食育に特化している県であるのかと思いましたが、東京都もそれぞれの地域性を活かした食育活動がなされており、どちらも活動内容において大きな違いはないようです。

食育月間や食育の日は、食に関連する知識や技術を習得するチャンスであるほか、旬のおいしい食材を安価で手に入れることもできます。周囲でこうした取り組みが行われていないか調べてみるのも楽しいかもしれません。

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