朝食が大切なのはなぜ?食育の力を育もう!

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朝食が大切なのはなぜ?食育の力を育もう!

ライフスタイルの多様化

近年の私たちの食習慣が大きく乱れてきていることが問題とされる背景には、ライフスタイルの多様化が一つの原因として挙げられています。内閣が発表した食育に関する意識調査報告書によると、家族とともに朝食を食べる頻度がほとんど毎日の人は全体の48.2%であるのに対し、ほとんどない人は全体の19.8%も見られました。

これまでは家族とともに食卓を囲むという習慣が多く見られていましたが、現在では約半数の家庭でしか見られることがなくなったのです。こうした原因の一つには、女性の社会進出に伴い家庭のあり方が大きく変化したことも関係していると考えられています。

7つのこ食による問題点

現代の食習慣の乱れには、一人で食事を摂る孤食、各人がそれぞれ好きなものを食べる個食、同じものばかり食べ続ける固食、食事量が少ない小食、柔らかいものばかり食べる粉食、子どもだけで食べる子食、味が濃いものばかりを好んで食べる濃食からなる、7つの「こ食」が関係していると考えられています。

さらに最近では、外食ばかりする戸食、食欲がなく何も食べたくない虚食の2つを足して9つのこ食としている方もいました。こうしたこ食は、私たちの体に様々な悪影響を及ぼすのです。

朝食の欠食による影響とは

近年では朝食を欠食する若い人が増加傾向にあります。欠食とは、食事をしない、錠剤や栄養ドリンクのみの補給、菓子や果物、乳製品、嗜好飲料のみを口にするといった食事法のことです。

年代や性別ごとに見てみると、20代〜30代の男性と20代の女性の欠食率が特に多く、原因としては夜型の生活や過度のダイエットが考えられます。

しかし、文部科学省が行った全国学力・学習状況調査によると、毎朝きちんとご飯を食べている子どもは学力が高い傾向にあることがわかりました。これは子どもだけでなく大人にもいえることですので、勉強や仕事の効率を高めるためにも朝食は欠かせません。

欠食による影響は健康面以外にも…

欠食による影響は勉強や仕事だけに限りません。7つのこ食から考えてみると、例えば孤食や個食は孤独感を感じ、また協調性のない性格を形成しやすくなります。また、固食や濃食は栄養バランスが乱れます。特に濃食は塩分や脂質を過剰摂取するため、肥満だけでなく生活習慣病を引き起こす恐れもあるのです。

生活習慣病には糖尿病、脂質異常症、高血圧症、心筋梗塞等がありますが、近年ではこれらの発症が低年齢化し、小児生活習慣病を引き起こす子どもも少なくありません。また、小児肥満の半数以上が大人になっても肥満であることから、子どもの頃から食習慣をととのえておく必要があるのです。

柔らかいものを好んで食べる粉食は、噛む力を弱めるだけでなく、歯並びにまで影響を及ぼします。テレビでも「とろける」「舌で噛むことができるほど柔らかい」「口に入れた瞬間になくなった」といった食リポを見かけることがありますが、これらを「おいしい」の意味に変換して食べ続けるのは危険なのです。

小食は低栄養状態を引き起こす原因です。また、女性の場合は無月経を引き起こすこともあります。このように無気力にならないためにも、1日のスタートである朝食は栄養バランスも重視し、きちんと食べましょう。

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