小学校における食育の取り組み

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学校給食とは、明治22年、山形県鶴岡町(現在鶴岡市)の小学校で貧困家庭の児童を対象に行われたのが始まりとされています。昭和29年に学校給食法が制定され、平成16年(2004)に栄養教諭制度が創設されました。また、平成17年(2005)には食育基本法が制定され、国全体で総合的、計画的に食育を推進するようになりました。学校給食法も平成20年(2008)に改正され、学校給食を活用して食育を推進することなどが明記され、子どもたちが食に関する正しい知識と望ましい食習慣を身に付けることができるよう、学校においても積極的に食育に取り組んでいくことが重要となっています。食育とは、「自らの食について考える習慣や食に関する様々な知識と食を選択する判断力を楽しく身に付けるための学習などの取り組み」をさすといわれています。具体的に学校の現場でどんな「食育」が行われているか、見ていきましょう。

給食における食育の取り組み

学校における食育の生きた教材として、毎日の給食があります。給食では、成長期にある子どもたちの健康を保ち、成長するために必要な食事を提供するため基本的に1日に必要とされる栄養量の1/3を摂取できるよう、栄養教諭や学校栄養士が計算しバランスの取れた献立を作られています。特に、家庭で不足しがちな鉄分やカルシウム、食物繊維などの栄養素も適切に摂取できるように考えられています。また、みんなで食べる食事の楽しさや大切さを実感するとともに、給食を通じて、日本各地の郷土料理を経験したり、世界の様々な国の料理を食べることで、各地の伝統や食文化を学び食に対する興味や関心をひきだすことができます。バイキング給食やマナー給食などを行う学校もあり、ケースに応じた食事のマナーを学ぶことができます。また、献立表や給食だよりを通じて、情報を提供したり、給食試食会などを通して、保護者に向けた食育を行っています。

授業における食育の取り組み

授業での取り組みに、農業体験などが挙げられます。各学校によって取り組みは様々ですが、学年に応じた取り組みで食育に携わっていきます。学校の畑や近隣の畑などで種まき、栽培、収穫するなどして、生産に関わることで、自分の口に入るまでに至る労力を知り、食べ物が大切であることを体験すことができます。それ以外にも、低学年は、グリンピースやそらまめのさやむき、トウモロコシの皮むきなどといった体験をするなどして、直接食材に触れることで興味を持たせ、食べてみようかなを引き出すことを目的とし、高学年になると、稲刈りをしてご飯を炊いたり、芋ほりをしてカレーを作るなどといった収穫し、料理を作るといった体験をすることで、農家さんの大変さ、調理する大変さ、そして、作る喜びなどが体験できるます。このような多くの体験を通じて、広く食に対する知識関心を引き出すようにしています。

毎年6月は食育月間

毎月19日は「食育の日」、毎年6月は食育月間とされています。

食育を促す食育月間では、国、地方公共団体、関係団体などが協力して、食育推進運動を重点的かつ効果的に実施し、食育の一層の浸透を図ることとしています。
期間中は、学校でも、「食べ物の栄養やその役割」、「朝食の大切さ」、「地産地消の大切さ」、「旬の食べ物」などといったテーマを設け、各クラスが調べて掲示したり、給食委員が給食集会などを通して発表するなどして、学校全体として食について考える機会を設けています。

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