幼稚園での食育活動を知って家庭での食育を考える

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幼稚園での食育活動を知って家庭での食育を考える

幼稚園における食育とは、幼稚園における食育については、平成20(2008)年度に改訂された幼稚園教育要領に記載がされ、さらに平成29(2017)年度に改訂され、平成30(2018)年度から実施される幼稚園教育要領でも充実が図られています。食育については、「健康」の領域に位置づけられています。

この時期の食育で一番大切なのは、食べる喜びや楽しさ、食べ物への興味や関心を通じて自ら進んで食べようとする気持ちが育つようにすることです。健康な心と体を育てるためには食育を通じた望ましい食習慣の形成が大切であることを踏まえ、幼児の食生活の実情に配慮し、和やかな雰囲気の中で教師や他の幼児と食べる喜びや楽しさを味わったり様々な食べ物の興味や関心をもったりするなどし、進んで食べようとする気持ちが育つようにすることが必要です。

食育を通して期待される子どもの姿とは

厚生労働省は、食育を通じて子どもに期待する育ちの姿として次の「5つの子ども像」を掲げています。
1.お腹がすくリズムのもてる子ども
2.食べたいもの、好きなものが増える子ども
3.一緒に食べたい人がいる子ども
4.食事づくり、準備にかかわる子ども
5.食べものを話題にする子ども
これは、保育園を想定して作られたものではありますが、基本的な考え方は幼稚園でも同じです。
これをもとに、幼稚園で取り入れられている食育活動を見ていきましょう。

子どもに対する食育活動

幼稚園では、登園から始まり、活動の時間、食事の時間といった基本的な一日のスケジュールが組まれています。子どもたちもそれに沿って規則正しい生活をすることで、お腹がすく、眠くなるといった理想的なリズムが作られます。

先生やお友達と一緒に食べることでみんなで食べる食事を楽しむことができるようになります。このことが、食べる楽しさや喜びにつながります。

「いただきます」「ごちそうさま」が言えることや、箸の持ち方や食事のマナーなどを集団の中から学ぶことができ、気持ちよく食事ができるようになります。

配膳や片付けなどをすることで、食事を作ってくれた人への感謝の気持ちを育むことができます。

幼稚園の行事などと関連して、種まき体験や収穫体験など自然と触れ合う機会をもつ機会があります。食材や農業を身近に感じることができるようになることで、知的好奇心を大きく広げることができるようになります。

保護者に対する食育活動

給食便りなどや献立表などを通して、保護者へ食に関する知識や情報を提供する。また、献立表から、実際のメニューなどを通して、家庭での食事の参考となる人気のレシピなどが挙げられていることも多く見られます。また、PTA活動による食育の取り組みとして、給食を提供している幼稚園などでは、給食試食会を1年に1回程度実施している園が多くみられる。この際、幼稚園側の栄養士などから、子どもたちの園での様子だけでなく、家庭で取り入れてほしい食に対する知識などを提供する機会としています。

上記のように幼稚園ではさまざまな食育の取り組みがなされています。しかし、食生活のベースは、あくまでも家庭にあります。園で行われる食育活動から得られる知識や習慣を家庭でも実践していくことが大切です。保護者自身も食事に興味をもち、楽しむといった姿を子どもにみせることが大切です。

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