
食育は、食育基本法という国民が健康に生きていくために必要な食育を推進する法律が基本になっています。食生活の乱れが目立ちつつある近年、食を大切にする心を育てる国民運動として食育基本法は制定されました。法律、と聞くとむずかしく感じる方も多いかもしれませんが、気軽に楽しく食育について学べるように考え出されたのが食育クイズです。親しみやすいクイズをきっかけにして、食育について考えてみる機会を子ども達とともに作りましょう。
何度別、年齢別と様々な食育クイズがありますが、ここでは愛知県が県として設定している食育クイズと高松市の特産品を題材としたクイズをご紹介します。
愛知県の食育クイズ
問1 朝ごはんは、1日をスタートさせる大切な食事です。朝ごはんをおいしく食べるために、どのような「工夫」をしたらよいでしょうか。
次のうち、「まちがっているもの」を選びましょう。
1. 夜ふかしをしておなかをすかせる
2. 早起きをして、体を動かしてみる
3. ねる前におかしなどを食べないようにする
問2 ご飯の食べ過ぎなど、総カロリーのとり過ぎが肥満の原因です。
小学校の高学年では1日どの程度のカロリーが必要でしょうか。
1. 1,500キロカロリー
2. 2,000キロカロリー
3. 3,000キロカロリー
問3 加工食品の中には、賞味期限を記載しなくてもよい品目があります。
次のうち、賞味期限を記載しなくてもよいものはどれでしょうか。
1. アイスクリーム
2. ビスケット
3. キャラメル
高松市の食育クイズ
こんかいのクイズは、「かたくりこ」です。「かたくりこ」というたべもののなまえをしっているかな?きゅうしょくにもよくつかわれているよ。それでは、クイズをはじめましょう!
もんだい1 「かたくりこ」はどれでしょう?
もんだい2 「かたくりこ」がつかわれているきゅうしょくのめにゅーはどれでしょう?(こたえは2つ)みそしる はっぽうさい とりのからあげ ぽてとさらだ
もんだい3 「かたくりこ」は、なにからつくられているでしょう?
1だいず 2もちごめ 3じゃがいも
ご紹介した二つの例は、食生活を考えさせるものと食材自体を考えさせるものに分けられます。食育というテーマがとても広いものであり、改めてクイズ形式にしなくても、普段の家庭内の会話においても十分に食育クイズができると思われます。
学校の授業で使用できる食育ゲーム
無料で「食育の時間」というインターネットコンテンツが配布されています。実践授業を踏まえて作成した、0~5時間目までの45分のモデル指導案を一冊に掲載されておりとても使いやすいです。
例を挙げるとエネルギーの観点から「何のために食べるのか?」という問題を解決するゲームがあります。子どもたちは、基礎代謝を測ったり、持久走をして消費カロリーを割り出したりする中で、エネルギーが体の中でどのような働きを持っているのかということを理解していき、食事は「自分の生命を維持したり、長らえたりしていくために大切なもの。」ということに気づかせます。