
子どもにとってのおやつとは
子どもたちが毎日楽しみにしていることのうちの1つが「おやつ」です。保育園に通う子どもたちは、消化機能が発達段階にあるため、1度にたくさんの量を食べることができません。そのため、朝、昼、晩の3食に加えて、おやつが必要になります。子どもの発育はめざましいため、おやつにはタンパク質やカルシウムなどの栄養素や、エネルギーを補う重要な役割があります。
また、おやつは、食育の場としても最適です。子どもと一緒におやつを作ることによって、子どもと食との距離が一気に縮まります。市販のおやつはたくさんありますが、素材に触れながら、おやつ作り体験をさせることは、食育の観点から見ても大切なことです。
ここでは、子どもと一緒に手軽に作れるおやつのレシピを紹介します。毎日のおやつ作りの参考にしてみてはいかがでしょうか。
混ぜるだけの蒸しパン
ボウルに材料を入れて、混ぜるだけで簡単にできる「きな粉蒸しパン」は、家族のカラダに嬉しいレシピ「ソラレピ」の中で紹介されています。
ボウルに卵と砂糖を入れてよく混ぜ、牛乳と油を加えてさらによく混ぜます。そして、ふるいにかけた薄力粉、きな粉、ベーキングパウダーを加えて、混ぜ合わせます。混ぜた材料を、厚手のカップに入れて蒸し器で10分から15分程度蒸し、竹串に生地がつかなければ完成です。所要時間25分で、子どもたちが喜ぶおやつが簡単にできあがります。
大豆イソフラボンや、カルシウムなどを含む「きな粉」をプラスしたことによって、栄養価が高まります。「混ぜる」は、子どもたちが大好きな作業です。力が弱い子は、大人がサポートしてあげると良いでしょう。年長さんには、カップに生地を流し入れる作業を手伝ってもらっても良いですね。
シンプルな材料のプリン
牛乳、卵、砂糖の3つの材料で手軽に作れる「1番簡単プリン」のレシピは、クックパッドに掲載されています。卵と砂糖をよく混ぜてから、牛乳を入れて、さらに混ぜます。混ぜ合わせた材料は、茶こしを通して器に入れて、弱火で10分、火を止めて10分蒸して、冷蔵庫で冷やせば完成です。シンプルなレシピですが、カラメルが無くても十分美味しい仕上がりです。
「1番簡単プリン」でも、子どもたちがお手伝いしやすい「混ぜる」作業が登場します。余計なものが入らず、材料がシンプルなのも嬉しいですね。子どもたちと一緒に楽しみながら作れるオススメレシピです。
子どもが喜ぶライスグラタン
子どもが大好きな味の「ライスグラタン」は、高槻市のホームページで紹介されています。バターを加えて炊いたご飯に、ベーコンやクリームコーン缶詰、牛乳などを混ぜ合わせたソースをかけ、粉チーズをふりかけ、オーブン(250度)で10分から15分程度、焼いていきます。子どもが大好きなコーン味なので、おやつに喜ばれます。ご飯とパセリを混ぜ合わせる作業や、粉チーズをふりかける作業を子どもたちに手伝ってもらうと良いですね。
高槻市のホームページでは、手軽に作れる「ライスグラタン」以外にも、手作りおやつレシピを多数紹介しています。野菜ジャムを手作りする方法や、素朴で懐かしい味わいの「芋まんじゅう」、短時間でできる「マカロニのきな粉かけ」など、子どもが喜ぶ食育レシピが満載です。