食育インストラクターと国家資格との相乗効果

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食育インストラクターの概要

食育インストラクターとはNPO日本食育インストラクター協会が実施している民間資格です。この資格では食育について基礎的知識を身に着いていることと、日々の食生活に活かし社会で広く活躍することが出来る指導者であることが認められます。階級が「プライマリー」「4級」「3級」「2級」「1級」と設けられており、1級では非常に高度な内容が問われる試験となっています。それぞれに目標とされる習得状況の目安が公開されていて、プライマリーでは「通信教育にて食育の3本柱や基礎知識を学び、問題意識を持ち日々の生活に活かすことができる」とされていて、基本的な食育の内容理解と生活への活用ができる状態とされています。一方1級では「食育全般に関する幅広い知識と各テーマに対する専門知識を持ち、広く伝え、普及活動ができる」とされています。こう見るとプライマリーと1級との差は明らかで、1級では食育の全般的内容と特定の専門的内容について普及活動ができる力があるというまさに指導者としての資格を認められることになります。

食育に関連する国家資格

食育とは栄養素の知識を持つことや、食材と特性を知って献立を組み立てることのできる能力、さらに、調理を正しい手順で行うことができる能力といったことまで幅広い分野を包括しています。実際には食育の考え方によると、食文化の継承や食事作法等もすべて食育に関連しています。このように食育とは幅広く食にまつわるものであり、その他の食の資格とも多く関連性を持っています。例えば調理師は一般にイメージする、食関連の資格と言えます。調理のための知識や技術を持つことは、食育を実行する一つの重要な要素となるのです。この他、国家資格としてよく食育との関連性を言及されるのは栄養士及び管理栄養士です。これらの資格は栄養について深い知識を持ち、状況や人に合わせたバランスを保つ食事を考えることのできる人に認められます。栄養バランスを意識した食生活を送ることは食育においても基本的な理念です。

食育インストラクターとの相乗効果

これらの国家資格は食育インストラクターと分野が近く、活用の場も完全に独立したものではありません。もちろんそれぞれにできないこととできることの領域は分かれており、それが独占的な業務のできる資格の特徴でもありますが、はっきりと重なっていない領域を両者の専門性で補うことができます。そのため栄養面に関して特化した資格と食育インストラクターの両方を持つことで様々な視点から食についてのアドバイスができるようになります。元々食への知識を多くもっている栄養士などに比べて保育士などはその相乗効果をより得られやすいです。保育園では幼児への食育も推進されており、食分野が専門でない保育士でもある程度の知識を持っていることが望ましいのです。そして食育を学ぶことは食の知識を広く習得することに繋がり、また食育に関する資格は比較的受けやすい傾向もあるため学習が捗りやすいです。こうして、それぞれの資格を単体で持つより食育インストラクターの資格も持つことで相乗効果が期待でき、自身のさらなるスキルアップが図れるのです。

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