第3次食育推進基本計画における5つの課題とは

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第3次食育推進基本計画とは

食育推進基本計画は、食育の推進に関する施策の総合的かつ計画的な推進を図るため、食育基本法に基づき、食育推進会議(会長:農林水産大臣)において作成されると定められております。食育推進会議では、食育推進基本計画(平成18年度から平成22年度)及び、第2次食育推進基本計画(平成22年度から平成27年度)におけるこれまで10年間の食育推進の取り組みによる成果と、第2次基本計画作成以降、社会環境の変化の中で食に当たる新たな課題を踏まえ、平成28年3月に平成28年から平成32年度までの5年間を対象とする計画が作成されました。第三次基本計画では、第2次基本計画の際にコンセプトとした、「周知」から「実践へ」を引きつぎ、「「実践」の環を広げよう」をコンセプトとしました。

では、5つの重点課題を見ていきましょう。

5つの重点課題とは

①若い世代を中心とした食育の推進

健全な心身を培い、豊かな人間性を育むためには、子供から成人、高齢者に至るため、生涯を通じた食育を推進することが重要です。しかし、特に20代から30代の若い世代が課題が多いのが現状です。そのため、20代から30代を中心とし、食に関する知識を深め、意識を高め、心身の健康を増進する健全な食生活を実践できるように食育を推進する。また、この世代は、これから親になる世代でもあるため、食に関する知識や取り組みを次世代に伝えつなげていけるような食育を推進する。

②多様な暮らしに対応した食育の推進

少子高齢化、単身世帯、ひとり親世帯の増加に伴い、家庭や個人の努力のみでは健全な食生活の実践につなげていくことが困難であることも多い。国民全体が健全で充実した食生活を実現できるよう、コミュニケーションや豊かな食体験にもつながる共食の機会の提供等を行う食育を推進する。

③健康寿命の延伸につながる食育の推進

国民一人一人が生活習慣病の発症・重症化の予防や改善に向けて、健全な食生活を実践できるよう支援するとともに、健康寿命の延伸につながる減塩などの推進やメタボリックシンドローム、肥満・やせ、低栄養の予防や改善等の食育を推進する。

④食の循環や環境を意識した食育の推進

食に対する感謝の念を深めていくため、自然や社会環境とのかかわりの中で、食料の生産から消費の循環を意識し、多くの関係者により食が支えられていることを意識することが必要です。このため、生産から消費までの一連の食の循環を意識しつつ、環境に配慮した食育を推進する。

⑤食文化の継承に向けいた食育の推進

地場産物を生かした郷土料理やその食べ方、食事の際の作法など優れた伝統的な食文化が十分に継承されず、その特色が失われつつあります。このため、食育活動を通じて、食文化に関する国民の関心と理解を深めるなどにより、伝統的な食文化の保護・継承を推進していきます。

これらの5つの重点課題を取り組むにあたっては、「子供から高齢者まで、生涯を通じた取り組みを推進すること」、「国、地方公共団体、教育関係者、農林業業者、食品関連事業者、ボランティア等が主体的かつ多様に連携・協働しながら小幾の取り組みを推進すること」の2つの視点が重要となってきます。

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