食育~五感で食を感じよう~⑤触れてみよう~

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食育~五感で食を感じよう~⑤触れてみよう~

食育に関する「五感」として、資格、嗅覚、味覚、聴覚、についてご紹介してきました。最後は触覚についてです。

「食」を楽しむ為には、また「おいしい」と感じる為には、見た目も香りも、音も、味も、そして歯触りも、どれも必要不可欠です。すべてで感じて初めて豊かな「おいしい」という食体験につながります。

触覚は、食事中には歯触りを指しますが、食事の準備段階での手で触れる触感も、食に関心を持たせるとても大切なものです。

子どもの時から沢山の食材に触れ、料理をするお手伝いや、家庭菜園、芋ほりや味覚狩りなど、たくさんの食に触れさせる事が、子どもの食育を育む大人の役目でもあります。

歯触り、舌触りを感じよう

歯触りとは歯で噛んだ時の感覚、舌触りは舌で触った時の感覚です。

舌触りの良いなめらかなプリン、歯ごたえのある肉、口の中でとけていくかき氷等、私達は無意識にその食べ物の感触を味わっています。

仮に、この歯触り舌触りの触覚がなかったとしたら、私達は食事を満足に味わう事ができません。

食材に触れよう

野菜や果物、肉や魚、豆腐やこんにゃく、お米や小麦、卵など、様々な食材があります。私達は触れる事により、その物の情報を得ています。

沢山の食材に触れさせましょう。なぜ魚はぬめぬめしているのか、なぜ桃の皮はざらざらしているのか、そんな疑問を沢山持たせて、好奇心を育む事ができます。

家庭菜園をする場合、種や苗の状態から実がなるまでを長い時間触れながら知る事ができます。植物が育つ様子は、植物の命を感じ、大地を感じ、生きていくために水や栄養がいる事などを学ぶことができます。実際に自分で育てた食材はとてもおいしく感じるでしょう。

芋ほりや味覚狩りでは、土や木の感触を味わいながら、実際に掘り起こし、身をもぎとり、頂くという豊かな食体験を経験できます。

このように食材に触れる事は、食に関心を持たせるためには一番といっても過言ではないくらい、重要な役割を持ちます。特に幼少期の好奇心が旺盛な時期に、沢山食材に触れさせてあげましょう。

料理の手伝いから学ぶ

「危ない」からという理由で、料理をつくる時にお手伝いさせないという方は多いです。もちろん、一人の方がスムーズに作業できる為、忙しい時間にはその方が効率がいいです。

しかし、少し大きくなってお手伝いができるようになった頃から、料理のお手伝いをしてもらう事をおすすめします。

野菜をちぎったり、お水を入れたり、野菜を切ったり、お鍋に具材を入れたり、子どもでもできるお手伝いは沢山あります。毎日は難しいかもしれませんが、週に一度くらいは一緒に何かを作る、その経験はいつかかけがえのない思い出に変わります。大切なコミュニケーションの一つです。

そして、何かお手伝いをしてくれたら、必ずほめて、「ありがとう」と伝えてあげましょう。それにより、子どもの自尊心を高めてあげる事ができます。

また、ぜひ一緒に食事の準備をしている時に食に関しての事も伝えてあげてください。

お正月、代々受け継がれてきている日本の伝統であるおせちについて、それぞれの料理の縁起のいいいわれについて、教えてあげましょう。

桃の節句や端午の節句、土曜の丑や、夏のスイカや秋の焼き芋、お月見、そしてクリスマス。日本には四季おりおり様々な行事、風物詩があります。大人にとっても日本の伝統をもう一度詳しく知るいいきっかけになるので、この機会に子どもと一緒に学んでいきましょう。

五感で育む食育

私達は、見て触れて、聞いて、においをかいで、そして味わって食べる事を学んでいきます。全身を使って「おいしい」を知り、味わっていきます。

幼少期からたくさん食に触れさせ、感じさせる事は生涯において、食に関心を持ち、正しい食や栄養の判断をする為の土台になります。また、豊かな食体験は楽しく幸せな記憶になり、食だけでなく豊かな心づくりにもつながります。

大人ができる事は、大人も一緒に食事から摂取できる栄養や食育について学び、考えて実行していくこと、それを子どもに伝えていく事、そしてこれらの環境を作ってあげる事です。

私達は食べたものでできています。わたしたちの心は、経験や記憶で作られていきます。

食を通して豊かな体験をしていきましょう。

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