ペープサートで食育を育もう

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ペープサートで食育を育もう

ペープサート(paper puppet theater)とは、紙人形劇のことです。ペープサイドともいいますが、いずれの呼び名も和製英語です。paper puppet theater(ペーパーパペットシアター)が正しい英語の表記であり、楕円形の厚紙に割り箸状の棒を貼り付け、厚紙の表裏に物語の登場人物を描き、物語の進行に合わせて棒を繰る日本で生まれた人形劇の一種です。

子どもが大好きなペープサートによって、子ども自身に食事の大切さ、知識を伝え、主体的によい食習慣を身に付ける事ができます。また、幼児を持つ親に対し現在の食生活を見直す機会をつくり、よい食習慣作りへの啓発を行うことで、幼児の良好な発育発達を促し、将来の生活習慣病を予防することを目的としています。

食育ペープサートを用いて親子ともに正しい食の選択ができるようになりましょう。

実例

根室市食生活改善協議会による、食育ペープサート劇の実例と結果です。

食育ペープサート劇を、保育所、幼稚園等で実施(5~7月)、市内小学校で親子料理教室開催前に、全児童に対して実施(11 月)しました。根室市では、平成 13 年度よりこの食育劇を開催し、平成 15 年度より、根室市食生活改善協議会と共催で事業を行っています。

これによる成果ですが、実施後のアンケート結果より、年中小児よりも年長児に、嫌いな物でも口にするようになった等よい食習慣への行動の変化が見られています。おやつの時間以外には、清涼飲料水を飲まなくなった等おやつに対して自主的に行動変容を行い持続している子も見受けられました。保護者については、食事の際にはバランスよく作るようになった等のコメントを多く頂いることから、食生活を見直すきっかけになっていると思われます。

しかし課題として、根室市は全道平均より虫歯が多く、虫歯予防のためにもおやつの時間以外での清涼飲料水の摂取とならないよう、また、野菜を摂取している回数が少ないことから保育所、幼稚園、家庭、地域と連携し改善に取り組む必要があるとしています。

ペープサートの魅力

このペープサートの魅力ですが、表裏で2つの異なる感情を表現したり、変化を瞬時に見せられる、絵が単体で表現されており子どもたちの注目を集めやすい、視覚情報のない童謡や民謡などもわかりやすく伝えられる、絵を動かすことが出来るため、子どもの想像を助けることができる、等が挙げられます。
演じ手の表現力次第で子どもへの伝わり方が異なるため、テクニックが必要ですが、子どもの想像を助けながら豊かな表現で物語や歌を伝える魅力的な手段と言えます。

このペープサートを使い、食育の絵本をもとに作成した劇を見せたり、オリジナルで食育の話を作成したり、楽しく子どもに食育を伝える事ができます。

オリジナルの食育ペープサートをつくろう

絵本をもとにペープサートを作成すると、絵本では味わえない臨場感を出すことができます。そして、その子ども達に必要なお題、例えば「野菜を食べよう」「朝ごはんを食べよう」といった話も、ペープサートで話しかける事によって子ども達には内容が入りやすくなるといった効果が期待できます。

キャラクターはなんでも構いません。動物でも、子ども達が好きなものにして語り掛けるだけです。生涯にわたり食育の基盤を作る幼少期において、楽しく食を学んでいく事が大切です。

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