ママとパパが知っておきたい食育の基礎知識

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ママとパパが知っておきたい食育の基礎知識

食育のはじまり

「食育」という言葉のはじまりは、1990年代のことです。ファーストフードやジャンクフードなどに侵されがちだった子どもたちの食生活を改善し、健康的な食生活を育むことを目的として誕生しました。当時、神戸出身の食育・料理研究家 坂本廣子らが、子どものための料理教室をスタートさせ、調理を通じて、食に関する知識や食文化を身につける機会として広がりを見せ始めました。

2005年には、学校法人服部学園 服部栄養専門学校の理事長・校長である服部幸應を中心として、食育基本法が制定されました。食育基本法の制定により、日本型食生活の推進や、食料自給率の向上なども盛り込まれ、学校教育としても注目されていくことになります。

子どもたちの食生活の実態

近年、発育・発達の重要な時期にある子どもたちの食生活の乱れが深刻になっています。摂取する栄養素の偏り、小児期の肥満の増加、思春期の痩せの増加など、問題は多様化し、朝食の欠食は低年齢化しています。

社会環境やライフスタイルの変化にともない、家族がそろって食事をする機会も減少し、現代の食生活においての問題は、「コショク(孤食、個食、固食、小食、粉食、濃食など)」と表現されています。

国が推進している食育の現状

日本では、毎年6月を国の食育推進月間と定め、内閣府食育推進室を中心に食育推進全国大会が開催されています。この食育推進全国大会では、全国の食育活動に取り組む団体が出展し、活動を報告したり、NPOや学校による食育への取り組みが表彰されたりするなどしています。

平成27年4月からは、関係者、関係機関・団体が一丸となって取り組む「健やか親子21(第2次)」がスタートしました。10年後の目標を「すべての子どもが健やかに育つ社会」と定め、地域間での健康格差の解消を目指しています。第1次の最終評価で、朝食を欠食する子どもを無くすことができなかったことから、朝食を抜かないための取り組みを推進するとともに、共食(誰かと一緒に食事をとること)に注目しています。

内閣府 食品安全委員会では、食に関する正しい情報を広く届けるため、平成26年2月からFacebookの活用をはじめています。意見交換会や国際セミナーなどの委員会の活動を伝えるとともに、話題となっているテーマについて、科学的な根拠に基づいた、公正な立場での情報を発信しています。また、小中学生が食べ物とその安全を学ぶための教材として季刊誌を発刊するなど、子どもたちにも分かりやすい情報の発信に努めています。

家庭における食育の重要性

「食育」とは、学校教育の中で行われるものでも、特別なイベントに参加することでもありません。子どもたちの食生活は、継続的な習慣によって形成されていくため、家庭での見守りや指導が重要になります。

食事をつくり、共に味わうという繰り返しの中で、子どもたちの食文化や健康的な心身が育まれていきます。子どもたちは、食卓に並ぶ食べ物や体験を通して、様々なことを感じ取り、多くのことを学んでいきます。子どもたちと一緒に作物を栽培して収穫したり、一緒に買い物をする中で食材の選び方を教えたり、一緒に調理を楽しんだりするなど、家庭でできる食育はたくさんあります。

共働きが増え、忙しさが増しているとは思いますが、大人も子どもたちと一緒に楽しく学ぶことが、食育への第1歩です。現代社会では、家庭における食育の重要性がさらに増していると言えるでしょう。

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