野菜から学ぶ保育園での食育

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野菜から学ぶ保育園での食育

食の知識不足が明瞭化

食生活が乱れたことなどから平成17年に食育基本法が制定され国内で広く食育推進活動がされるようになってきました。食生活の乱れが出てきた背景には多くの原因がありますが、その中に食に対する関心の低さ、そしてそこから来る食への知識不足です。現在日本では飽食となり食材が多く出回っています。もちろん食問題には、貧困状況にある子供の栄養不足などもありますが、全体の傾向としては昔に比べて食の流通が激しくなり食品ロスも多大な量が毎年発生しています。これには海外からの輸入が多くなったことも関係しており、自国の食料自給率の低迷にも影響してしまっています。そして、そのような飽食となることで食材一つ一つを大事に扱い感謝の念をもって食事をしている人も減ってくることとなりました。食に対して執着を持たなくても困らなくなることで関心が薄まり、知識量も減る傾向となっています。しかし一方でインターネットが急速に普及し情報を手に入れようと思えば簡単に大量に仕入れることが可能です。同様に情報発信に関しても容易にできてしまうため、本や新聞といった紙媒体が情報入手のメインだった時代に比べると、情報一つ一つの信憑性が低くなっています。確かな食への知識を持つためにも食育を推進し、できるだけ幼いころからの教育が必要だと認識することになったため、現在では保育園の食育推進に力が入っています。

子供が楽しく食を学べるような施策

保育園で行われている食育の内容には工夫がなされて、できるだけ興味を引くように楽しいものとなっています。多くのイベントを開催し、地域の人との交流や伝統料理を味わうこと、料理体験をするなど、園によっても様々です。

野菜の栽培活動で食を知る

その食育活動の一つに「野菜の栽培」があります自分で実際に食材を育てることは食へのありがたみを感じる良いきっかけになります。自分たちが普段食べている食事がこうして多くの人の苦労を経て料理となって出てきているのだと、知っているのと知らないのとでは食への対応も変わってきます。この栽培活動での効果は多様に期待できます。例えば栽培をするにあたって体をよく動かすようになり、体作りにもなります。こうして野外で活動することの楽しさを知り、子供たちの興味を戸外に向けるようなねらいもあります。

栽培活動による効果

自分が苦労して栽培したものはより一層おいしく感じるものです。また嫌いな食材であっても勝手に目の前に出された同じ野菜と比べても関心の具合が全く異なります。食べてみようと思う気にもなるかもしれません。こうして食材への好き嫌いがなくなればより一層有意義な活動であったといえます。さらに自然に触れて、生きたものを育てることは想像するだけでは不十分な感性や五感を発達させることに影響してきます。また少し高度な内容になると、栽培活動から食材の生産から加工、そして流通の過程まで知ることに繋がり、社会を知るいい機会になります。

食への意識改善

大人になるといろいろなジャンルが体験できる機会は少なくなってきます。多くのことを経験することで豊かな人間性を育むことができ、こうした食への意識を改善していくことで食問題の解決へと近づいていくのです。

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