食育について保育園の取り組みから学ぶ

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食育について保育園の取り組みから学ぶ

保育園における食育の重要性

近年、朝食の欠食や、栄養バランスの偏り、食習慣の乱れなどによって、子どもたちの心や体の健康に問題が生じています。食べることは、生きることの源であり、子どもたちの発育・発達に大きく影響します。そのため、乳幼児期から、正しい食事のとり方や、食習慣について学んでいくことはとても重要です。

子どもたちは1日の大半を保育園で過ごします。そのため、保育園における食育の意味は大きく、食への関心や、食を営む力の基礎が培われる大切な場所であると考えられます。

各保育園では、「保育所保育指針」、「保育所における食育に関する指針」、「児童福祉施設における食事の提供ガイド」、「保育所における食事の提供ガイドライン」などに基づいて、食育を行っています。

ここからは、保育園で実際に取り組まれている事例を参考に、乳幼児期の食育に役立つ3つのポイントを見ていきましょう。

生活リズムを整える

乳幼児期の子どもたちが必要な栄養を十分に摂取するためには、3度の食事とおやつを規則正しく、バランスのとれた内容で食べることが大切です。3食+おやつを食べるためには、早寝、早起きを習慣化して、生活リズムを整え、食事の時間には、しっかりお腹が空いていることが大切です。美味しく食べるためには、空腹であることが必要不可欠なのです。

そのため、保育園では、午前中に体を使った遊びや、散歩などを積極的に取り入れ、給食の時間には、空腹になるように工夫をしています。「今日の給食は何かな?」、「そろそろお腹が空いてきたね」など、子どもたちとの会話を通じて、給食への期待度やわくわく感をアップさせることも大切です。

食べたいものや好きなものを増やす

日本では、「コショク」が大きな問題となっています。「コショク」は、孤食(1人で食べること)、個食(家族がそれぞれ好きなものを食べること)、固食(好きなものだけを食べること)などと表現され、子どもたちの好き嫌いや、栄養バランスの偏りが心配されています。

乳幼児期は、子どもたちの食べたいものや、好きなものを増やし、現代の食生活で問題視されている「コショク」を解消する絶好のタイミングです。

旬の食材の美味しさを楽しめるメニューを考えたり、野菜は副菜に集中させるのではなく、汁物にもプラスしたり、手作りしたもの提供したりすることで、子どもたちの「好き」や「美味しい」といった気持ちを育てることができます。誕生日や、節分、ひな祭り、七夕など、記念日の食事を特別なものにし、見ているだけでも楽しくなるようなメニューを用意することも効果的です。

食についての体験を増やす

食育は、保育園全体で、年間を通して取り組んでいく活動です。イベントとして扱われ、一過性のものになってしまっては意味がありません。年間指導計画の中に、食育計画盛り込み、園全体で共通理解を図っていくことが大切です。

子どもたちは、なす、きゅうり、ミニトマト、ピーマン、枝豆などの栽培活動や、給食作りのお手伝い体験(タマネギやニンジンの皮むきなど)などから、食事作りに参加する喜びを感じ、食に対する関心を高めていきます。自分で育てたり、作ったりしたものは、美味しく感じられるものです。子どもたちの食についての体験は、偏食を矯正するきっかけにもなります。積極的に取り入れるようにしていきましょう。

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