幼稚園における食育で食べたい気持ちを育てるポイント

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幼稚園における食育で食べたい気持ちを育てるポイント

幼稚園における食育

食育基本法の施行及び、食育基本計画の開始を受けて、平成19年1月17日、文部科学省から、幼稚園における食育の推進について、各都道府県教育委員会幼稚園主管部課長などに向けて通知されました。通知の中では、人間形成の基礎を培う幼児期における、食を通した体験の重要性について触れています。幼稚園での食育は、適切な食事のとり方や、望ましい食習慣の定着、豊かな人間性の育成を目標としています。

給食を実施する場合は、給食を「生きた教材」として活用し、給食時間などに幼稚園教諭などが食育に取り組む必要があります。食物アレルギーなどへの対応は、保護者と十分に連携するようにしましょう。また、弁当の場合も、給食の場合と同様に、保護者と連携をとりながら、食育を計画的に推進していかなければいけません。

心をこめた食事を提供する

幼児期の子どもたちにとって、毎日経験する全てのことが、人間性を形成する基盤ととなります。家庭や幼稚園での食事は、1食1食を大切にしましょう。コンビニエンスストアや、スーパー、ファーストフード店などで、手軽に食べものが買える時代です。しかし、食事は、食材を丁寧に選び、心をこめて調理することが基本です。旬の食材を取り入れ、調味料まで吟味することは、味覚を育て、健康な心身を育むうえでも大切です。

食材を洗う、野菜をちぎる、食器を並べるなどの簡単な作業を、子どもたちに手伝ってもらうのも良いでしょう。「食べる=楽しみ」となるよう、子どもたちの美味しい記憶を育てていきましょう。

みんなで食事をする

共働き世帯の増加に伴い、子どもたちが1人で食事をする機会が増えています。しかし、食事は家族や友達と一緒に食べることで楽しくなり、食べる意欲が湧いてくるものです。毎食、家族一緒に食事をすることが難しい場合は、朝食は家族みんなで一緒に食べる、休日は家族一緒に調理から楽しむなど、家庭に合わせた工夫をしていけると良いですね。

子どもと食事を共にする機会を増やすことによって、よく噛んで食べることや、お茶碗を持って食べることなど、食のマナーや食習慣も子どもたちは学んでいきます。家族や友達と食卓を囲んだ思い出は、子どもたちにとって貴重な財産となるのです。

食の経験を増やす

子どもたちが、調理前の食材を見たり、触れたりする機会が少なくなっています。食べたいときに食べたいものが食べられる、食事の時間になったら自動的に食事が出てくるという考えでは、感謝の気持ちや興味・関心が育まれにくくなってしまいます。幼児期は、好奇心旺盛な時期です。子どもたちが食材に触れる経験や、生産や調理に関わる体験などを増やし、食と子どもたちの距離を縮めていきましょう。米や野菜を育てて収穫したり、生魚に触れたりする経験は、子どもたちのワクワク感を育て、食への興味・関心を高めます。誕生日の食事を大切にしたり、季節ごとに行事食を取り入れたりするのも良いですね。子どものうちから、食生活を営む力を養っていくために、家庭でも幼稚園でも食の経験をどんどん増やしていきましょう。子どもたちが五感を働かせて経験したことは、健全な生活を送っていく力になります。幼稚園での食育は、保護者と連携しながら進めていくことが推奨されます。

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