食育月間の給食だよりから見る学校が食育で伝えたいこと

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食育月間の給食だよりから見る学校が食育で伝えたいこと

食育月間とは

毎年6月は、食育推進基本計画により、「食育月間」として定められています。学校では、食育をテーマにしたイベントを実施するなどし、食育について考える機会としています。給食メニューや食に関する情報を掲載する「給食だより」についても、各校が工夫を凝らしています。食育月間の給食だよりでは、学校は何を伝えているのでしょうか。

食育って何だろう

6月の給食だよりでは、多くの学校で6月が食育月間であることを伝えています。食育とは何かを改めて伝え、家庭でできる食育や、各市町村で開催されるコンテストやイベントの情報などを紹介すると良いでしょう。

手を洗う

食育月間である6月は、ジメジメとした日が続き、食中毒が発生しやすくなる時期です。気温差が激しく、体調を崩しやすい時期でもあるため、給食だよりの中で「手洗い」を取り上げる学校が多いようです。手洗いは、手のひらだけ洗えば良いというものではありません。手の甲や、指と指の間、指先、爪、手首など、洗い残しが多いところも忘れずに、石鹸で丁寧に洗うことが大切です。食中毒予防の基本である「手洗い」を、6月の給食だよりで取り上げることは、とても良いことですね。

手洗いだけでなく、食中毒の予防法を紹介している学校もあります。細菌性食中毒が多く発生する時期に食中毒を防ぐ方法としては、消費期限に気をつける、食品の中心部までしっかり火を通す(75℃で1分以上加熱)、調理後の料理はできるだけ早く食べるなどがあげられます。給食だよりを通じて食中毒の予防法を伝えることによって、家庭でも意識することができますね。

噛むことの大切さ

6月は食育月間ですが、毎年6月4日から6月10日までの1週間は、歯の健康について考える「歯の衛生週間」でもあります。そのため、健康な歯と食育とを絡め、「噛むこと」の大切さを伝えている給食だよりも多く見られます。第3次食育推進基本計画の中でも、よく噛んで美味しく食べることの大切さについて触れており、ひとくち30回以上噛むことを目標とした「噛ミング30(カミングサンマル)」を推進しています。よく噛むことによって、消化吸収が促され、満足が早く得られやすくなるため食べ過ぎを防ぐことができます。これは、子どもたちの肥満や生活習慣病の予防にもつながります。また、唾液がたくさん分泌されることによって、虫歯予防の効果も期待されます。噛み応えのある食品やメニューを紹介し、咀嚼回数を促す工夫をすると良いですね。

朝食の大切さ

子どもたちにとって、毎日朝食を食べることは、基本的な生活習慣を身につけるうえで大切なことです。平成27年度の調査では、4.4%の子どもたちが朝食を「全く食べていない」または「あまり食べていない」と回答しているため、第3次食育推進基本計画では平成32年度までに0%にすることを目指しています。食育月間の給食だよりでは、朝食をしっかり食べ、生活リズムを整えることの大切さを振り返ってみても良いでしょう。朝食を摂取することによって、消化のために体温が上がり、元気に動くことができ、集中力アップにもつながります。給食だよりの中では、朝食の大切さを伝えるとともに、簡単にできる朝ごはんレシピを紹介することも推奨されます。

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