幼児期の食育に生かすお手伝い

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幼児期の食育に生かすお手伝い

食育基本法が制定されて以来、保育園や幼稚園、学校などで様々な食育活動が行われ、子どもたちも食に興味関心を持つ機会が増えてきました。しかし、食生活の基本はあくまでも家庭です。家庭でご飯を家族で楽しく食べることが、生きる力の源となります。家庭でのお手伝いを通して、食に関心を持ち、そこから生まれる子どもの可能性を引き出してあげましょう。

お手伝いから生まれる3つの力

コミュニケーション・・・一緒に料理を作る過程で、子どもがわからないことを聞いたり、やってほしいことを子どもにわかる言葉で伝えるなど、意図しなくても自然とコミュニケーション力が磨かれます。そこから絆が強まり、伝える力が育っていきます。

好きなことを見つける力・・・様々なお手伝いを通して、自分がどんな作業が好きなのか、何をしている時が一番楽しいのかを、自分自身で発見していくことができます。子どもの好きをたくさん見つけることで、才能に気づくことができ、しっかり伸ばしてあげることができるようになります。

段取りする力・・・作る過程をそばで見せることで、一連の作業を頭の中でどんな手順で作業を進めていくかを考えられるようになります。料理以外にも、見通しをもって物事を進める力や段取りする力が身に付きます。

子どもに任せたい作業

お手伝いのポイントは、親の「させたい」ことをさせるのではなく、子どもが「したい」という気持ちを引き出すことです。最初は時間がかかることも多いので、週末などの時間と心の余裕があるときから始めてみてください。

とる・・・ミニトマトのヘタを取る、枝から枝豆をとる、イチゴのヘタを取るといった、単純な作業から始めるといいでしょう。

さわる・・・買い物してきた材料を実際に触ることで、「つるつるしているね」「ざらざらしているね」などといった感触を感じることで、たくさんの気づきを言葉にするという練習もすることができるようになります。

まわす・・・割った卵を菜箸でグルグル混ぜたり、ホットケーキのタネを泡だて器で混ぜる作業は、簡単で楽しくできる作業です。「混ぜていくとどういう風に変わっていくのかな」、「どうしたらこぼさないでできるようになるのかな」などなといった、声掛けをすることで、ただ混ぜるだけではなく、幅広く興味をひきだすことができます。

買う・・・子どもと買い物に行った際に、「トウモロコシを2本かごに入れて」や、「納豆を1パックかごに入れて」といったように、具体的なリクエストを出してください。野菜の名前をしっかりと理解しているか、数はしっかり数えられるかなどといった視点からも成長を促すことができます。

こねる・・・餃子やシュウマイ、ハンバーグなどのタネをこねる作業は、砂場や、粘土遊びのように子どもたちが大好きな作業です。ただ、こねる作業は力がいるので、子どもがこねやすい量に分けて一緒にこねるなどの工夫が必要です。一緒に成形してそれを食べること、パパやママが自分の作ったのを食べることは、達成感を味わうことができます。その達成感が、自信と自己肯定感につながります。

むく・・・エビの殻やきぬさやの筋、野菜の皮をむくなどの作業は、ピーラーの使い方を教えて少しずつ任せていきましょう。トウモロコシの皮むきや、ミカンの皮をむくなど負った作業も簡単です。簡単なものから初めて徐々にステップアップしていきましょう。

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