子供の輝く未来に繋げる食育計画

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子供の輝く未来に繋げる食育計画

食育の始まり

「食育」という言葉を最近耳にすることは多くなったのではないでしょうか。食育という言葉自体は、1903年(明治36)年報知新聞連載家庭小説「食道楽」村井弦斎著の中に「小児には徳育よりも知育よりも、体育よりも、食育が先、体育、徳育の根源も食育にある」と記されています。100年も前からあった食育ですが、2005(平成17)年に食育基本法が制定され、内閣府、厚生労働省、文部科学省、農林水産省で取り組み始め、耳にする機会が増えてきました。

なぜ「食育」が大切なのか

食育基本法では、「二十一世紀における我が国の発展のためには、子どもたちが健全な心と体を培い、未来や国際社会に向かって羽ばたくことができるようにするとともに、すべての国民が心身の健康を確保し、生涯にわたって生き生きと暮らすことができるようにすることが大切である。」とあります。食育は子どもたちだけのことではありませんが、特に未来を担う子どもたちを対象としています。食生活を取り巻く環境は変化し、私たちは多様な食品を簡単に手に入れ、豊かな食生活を送ることができる生活環境にあります。外食、24時間営業の店、冷凍食品、チルド食品、レトルト食品などの弁当や総菜などい「いつでも、どこでも食物を簡便にとることができる」こうした変化が‟食の乱れ”を生みやすく、栄養素摂取の過不足、不規則な食事に繋がりやすいといえます。子供たちの問題点としては肥満、やせ、偏食などがあげられます。これらの問題を改善するためにも「食育」が大切と言えます。

食事作りに参加する

乳幼児期には味覚ができあがり食習慣の基礎が作られます。体のためにはどのようなものをどの位食べればよいのか、食事時間や回数、嗜好品との付き合い方など、食の基本を覚える大切な時期です。食育は家庭の食生活から、食事作りの参加により、子どもたちは自立した職を営む力を身につけることができます。食品の購入、調理、食事の場での会話は食に対する関心をもたせ、食事マナーを身につける躾にも繋がります。最近は朝食を食べない子、ジュースやスナック類の単品ですませてしまう子が増え、理由として「食欲がない」「時間がない」「習慣になっている」などがあげられますが、就寝時刻と起床時刻が遅い生活習慣がその大きな要因となっています。主食・主菜・副菜のある食事を用意する家庭環境のもとでの食事が健全な生活リズムをもたらします。

家庭と連携した地域の食環境作りをする

学校、保育園などの給食施設では、栄養計画に基づいた食事計画と栄養教育が行われています。栄養バランスの取れた献立に接し、食嗜好を作り上げていきます。他にも、保健センターなどで行われる栄養教室、料理教室で栄養士や管理栄養士から知識を得ることができます。家庭の中だけでなく、地域からも学校からも子供たちの食事のためのサポートが行われています。そうした食事に関しての知識を学び、正しい情報を得ることはとても大切な時間と言えるでしょう。

食事計画とは何か

前述にもあるように学校や保育園では、栄養計画に基づいた食事計画というものがあります。まずは、子供のライフステージに合う発育と食事について知ることが大切です。例えば、幼児期は「睡眠・食事・遊び」と活動にメリハリができてきます。十分に遊んでお腹を空かせ、規則的に食事をとるという感覚が身に付きやすく、生活リズムがつくられます。好奇心も広がってくるので、食材の収穫や調理などの体験を通じて食べたいもの・好きなものが増え、自分のお腹のすき具合に応じた食事量がわかるようになります。
こうした特徴を知ることで、食事時間の規則性をつくる、調理の下ごしらえに参加させる(イチゴのヘタを取る、そら豆をさやからだすなど)、プランターなどで育てやすい野菜を栽培して収穫するなどの計画を立てることが、子供たちの食に対する関心へ繋がり、輝く未来を守ることになるのです。普段はできないご家庭でもお休みの日に行う、朝食の用意で栄養バランスを考えた献立にするなど少しの工夫をされること、なにより子どもと一緒に会話をしながら食べることは食育計画の柱となるでしょう。

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