年末年始の行事食~親子で楽しむ食育行事~

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年末年始の行事食~親子で楽しむ食育行事~

年末年始の行事食はどんなものがあるのか

行事食とは、季節折々の伝統行事などに頂いたり、特別な行事の時の料理などを言います。それぞれに由来が諸説あったりします。ただ、行事食をふるまったり、食べたりするのではなく、由来や意味を知り、子供たちと一緒に楽しむことは親から子へ伝え受け継がれる食育となります。
年末年始の行事食といえば何を思い浮かべるでしょうか。まずは大晦日に食べる「年越しそば」、新年を迎えた喜びを家族で分かち合う「お雑煮」「おせち料理」がありますね。最近では、お正月でもお店もあいているし、こうした習慣は減少傾向ですが子供たちはこういう行事があると食に興味を示します。外食したとしても購入したものを食べるとしても、意味を教えたり、コミュニケーションの中で食育を行うことは子供の心の育成に繋がっていきます。他にも、地域や保育園等で、年末が近づくと餅つき大会が行われたり、鏡餅を飾ったりすることも楽しめて良いですね。正月から7日目の朝に無病を祈って7種類の野菜を粥に入れて食べる「七草粥」正月料理ではないけれど意味のある行事食です。

年越しそば

年の最後である12月31日は、1年の締めくくりともいえる最終日です。毎月の末日のことを晦日(みそか、つごもり)といい、最終日を大晦日(おおみそか)といいます。
「年越しそば」の意味は、諸説ありますが「そばのように長く生きられますように」「切れやすいそばのように旧年の労苦や災厄をさっぱり切り捨てよう」などがあります。年越しそばに使用される具材は地域によって異なり、その地域で採れた旬のものを入れるところもあります。年末は新年を迎える準備に大掃除など忙しく過ごしているので、かけそばやざるそばにして、家族団らんゆったりと新年を迎えてみても良いですね。年越しそばを食べて、子供たちへなぜ食べるのかを引き継いでいきましょう。

お正月料理

1月は、天も地も人々もゆったりと和み、仲睦まじく過ごす月(睦月)といわれています。お正月に食べるといえば「お雑煮」と「おせち料理」です。
「お雑煮」は平安初期に、もち・人参・大根などを紙に供えて神祭りをした後、これら食材を集めて食べるようになったのが雑煮の始まりといわれています。雑煮も各地方・家庭で異なり、地域で採れた旬のものなどを入れていたので、味付け、もちの形が違っていて他の地域の雑煮を知ることも関心を向上させることになります。関東地方は切りもちを使い、味付けはすまし仕立てが多く、関西地方は丸もちのみそ仕立てが多いようです。
「おせち」は「御節」と書き、「お節供」の略です。昔は正月料理および五節供などに用いる料理を意味していましたが、現在ではお正月に食べる風習だけが残りました。
昭和初期には昆布巻き、ごまめ、ゴボウ、人参、蓮根、クワイなど甘辛く煮た野菜類を「おせち」、お重につめた料理を「正月料理」といっていましたが、現在ではお重につめた料理をみな「おせち料理」といい、料理も肉であったり洋風にしたりバリエーションも増えています。
昔から伝わる一般的なおせち料理は、無病息災・子孫繁栄の願いが込められていました。
黒豆→まめ(健康)に暮らせるように、昆布→よろこぶ、数の子→子孫繁栄、田作り→豊年豊作祈願(江戸時代、高級肥料として片口イワシが使われたことが由来)、かち栗→勝つ、鯛→めでたい、橙(ミカン科の常緑小高木の実)→代々家が栄えていくように、錦たまご→卵の白身と黄身の二色=おめでたく豪華な錦の語呂合わせ、里芋→里芋が実るときにいっぱいくっついて実るので、子宝に恵まれるように、紅白なます→お祝いの水引をかたどったもの、紅白かまぼこ→「日の出」を象徴するもの、紅はめでたさと慶びを、白は神聖を表し、江戸時代祝儀に欠かせないものとなる、栗きんとん→見た目の色合いから豪華にみえる様子から黄金色に輝く財宝にたとえて、豊かな1年を願う、伊達巻→江戸時代、長崎から江戸に伝わった蒲鉾が伊達者(シャレ者)たちの着物に似ていたから
と、たくさんの意味を持つおせち料理が伝わっています。すべて揃っていなくとも、用意したおせち料理に入っている料理の意味を子供と一緒に当てっこなどしてみましょう。

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