食育の実践【正しいおやつの摂り方】

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食育の実践【正しいおやつの摂り方】

おやつというとネガティブなイメージを持っている人も多いのではないでしょうか。「おやつ=虫歯」と結び付けている人もいるかもしれません。しかし、おやつは子供の成長にとって大切な「第4の食事」として大切な役割を持っているのです。正しいおやつの知識を身につけ、おいしく楽しいおやつの時間を過ごしましょう。

おやつは「第4の食事」

子供にとっておやつが第4の食事と言われるのは次の理由からです。
乳幼児期…まだ消化機能が十分でなく、一度にたくさんの食事を摂ることができないため、朝昼夕の食事で摂りきれない栄養を補うため。
成長期…活動量の増加や体の成長が著しく、多くの栄養を摂る必要があるため。
幼いうちは、親が与えたものを口にすることがほとんどですが、成長するにつれ、子供の社会は広がり、同時に食の世界も広がります。おやつも友達と遊びながら食べたり、部活動の後にファーストフード店を利用したりと、子供が食べるものの全てを親が管理することは無理に等しくなってきます。しかし、そのような現実があるとしても、子供自身に正しい食の知識があるのとないのとでは、おやつ1つにしても選び方が変わってきます。家族で食卓を囲む際の話題としてぜひ、おやつについて話をしてみましょう。

おやつ≠甘い物

チョコレート菓子などの甘い物やスナック菓子がイメージされるおやつですが、先に述べたように、栄養補給がおやつの本来の目的です。そのため、おにぎりや果物、牛乳・乳製品など、エネルギー補給やタンパク質、ビタミン類などを効果的に補給できるような食品を選ぶとよいでしょう。

おやつのS・O・S

おやつを選ぶ際、食べる際には糖(Sugar)、油(Oil)、塩(Salt)に注意しましょう。
糖(Sugar)…甘いお菓子の他にも、フルーツジュースや清涼飲料水などにも糖分は多く含まれていますので、水代わりに飲むのは控えましょう。
油(Oil)…スナック菓子以外にも、アイスクリーム、チョコレートなどにも見えない形で油(脂)は多く含まれているので、食べすぎには気をつけましょう。
塩(Salt)…濃い塩味はクセになりやすいものです。成分表示の食塩相当量をチェックする習慣をつけましょう。
おやつを食べる楽しみ
栄養補給の役割を持つおやつですが、もちろん1日の楽しみであることも同じくらい大切な役割です。小さな子供たちにとってはなおさらのことでしょう。食べてはいけないおやつというものは基本的にありませんが、虫歯予防や他の食事に支障がでないようにルールを決めて楽しむようにしましょう。
例)決められた時間に食べる、食べる量を決める、おやつの後は歯を磨くまたは口をすすぐ、ながら食べなどいつまでもダラダラと食べないなど
子供と一緒に「我が家のおやつルール」をしっかり話し合ってみましょう。

子供の頃に身につけた知識や習慣は、大きくなっても根底に必ず残っているものです。おやつについても、成長過程で一時親が好ましくないと思うような食行動に走る場合もあるでしょう。しかし、それはちょっとした冒険のようなもの、子供の成長の証として捉え、都度注意するのではなく、「今日は何を食べたの?」などの声掛けをするなどの配慮をして見守ってみましょう。子供自身の根底に正しい食の知識や習慣が根付いていれば、そのような食行動が長年に渡って習慣化するようなことはないと思われます。子供たちが成長していくときに正しい選択ができるように、そして健康に生きていけるように、まずは食育のベースである家庭の食卓から正しい食の知識・習慣の種まきを始めましょう。

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