味覚障害を抱える子どもは、30%以上?食事の味を正しく覚えるためのポイント

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味覚障害を抱える子どもは、30%以上?食事の味を正しく覚えるためのポイント

どうして「味覚障害」が起こってしまうの?

味覚障害を抱える子どもは、30%以上いると言われています。食べ物の味は「塩味」「甘味」「酸味」「苦味」「旨味」の5つがありますが、そのうちのどれかを認識できない子どもが全体の約30%いるという意味です。最も多かったのは「酸味を認識できない」子どもであり、21%を占めます。

本来であれば、子どもは味覚に対して敏感に反応します。一般的に甘味や塩味を好み、酸味や苦味は嫌がる傾向があります。酸味や苦味は食べものの腐敗や毒を意味することから、本能的に自分の身を守る力があるとも言えます。こうした私たちにとって大切な味覚が上手く働かない「味覚障害」はどうして起こってしまうのでしょうか?

一説には、ファーストフードやスナック菓子のような添加物や塩分などの多い濃い味付けのものを食べ続けることも以前から問題視されています。また、子どもの好きな洋食メニューでは、コロッケにソースをかけたり、から揚げにマヨネーズをかけたり、ウィンナーにマスタードやケチャップをかけるなど、濃厚な味付けが多いのも特徴です。そして、濃い味付けで喉が渇いた時に、砂糖や人工甘味料の入った飲み物を飲むというケースも多くあります。このようにして味の濃いものを食べていると、味覚を感じる「味蕾(みらい)」がきちんと働かなくなり、味覚障害になると言われています。

 味覚を正しく認識ためのポイント

先ほど挙げたような濃い味付けの料理や添加物の多い食事を食べ続けると、「亜鉛」不足になりがちです。亜鉛は、味蕾の機能を正常に保つためにも大切な栄養素で、昔ながらの和食に使われる食材にも多く含まれています。例えば、海藻類、魚、緑黄色野菜、大豆、雑穀などです。普段から和食を食べるようにしていれば自然と摂取できる栄養素でもあります。

また、「シンプルに食べる」ことも大切なポイントです。素材の味を認識するためには、味の強い市販のドレッシングやタレなどは不要です。しっかり噛んでいるうちに、素材の味が味わえるようになります。忙しい家庭では、スピーディーに食べる場合も多くあると思いますが、子どもの味覚を育てるためにもゆっくり味わって食べることを心掛けたいですね。また、同じような視点から「硬いものを食べる」のもおすすめです。昨今柔らかいものが好まれる傾向があり、特に味覚障害の方にはそれが顕著に表れるようです。硬い食べ物には唾液を出す効果もあります。

さらに「旨味を覚えさせる」ことも重要です。手軽で便利だからといって「●●だしの素」などを頻繁に使っていませんか?旨味は料理の満足を高める要素のひとつでもあります。昨今いろいろな研究がされていますが、味覚障害の方は旨味の感じ方が鈍くなっていると言われています。これも、先に挙げたようなファーストフードなどの食べ過ぎによるものと関係しています。昆布やかつおぶしを使った出汁は簡単に作れる上に、日本ならではの旨味がたっぷり含まれています。ここでもまた、和食のすばらしさを感じますね。あまり難しく考えないで、きちんと取った出汁でつくる味噌汁とごはん、そこに魚や肉の主菜と、野菜や海藻を使った副菜を組み合わせた献立はいかがでしょうか。

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