子どもにもっと食べさせたい魚!「魚離れ」の現状と美味しく魚を食べるコツとは

約 1 分

どうして「魚離れ」が進んでいるの?

海で囲まれた国である日本では、昔からたくさんの種類の魚を食べて命をつないできました。しかし厚生労働省の調査によれば2001年以降、国民ひとりあたりの魚介類の摂取量は減り続けていると言われています。また、2006年には魚の摂取量は肉の摂取量を初めて下回り、それ以降その差はどんどん広がり深刻な「魚離れ」が進んでいます。かつては「高齢になると肉は食べなくなる」「魚を好むようになる」と言われていましたが、60~70代以上の世代においても以前と比べて肉を食べる量が増えています。

一方、同時期に行った調査では「魚介類は身体に良い」と答えた方が約60パーセントあり、魚は身体に良いとは分かっていてもあまり食べなくなっていることも分かってきました。例えば、その主な理由として「調理方法が分からない」「肉の方が魚よりも安い」「子どもが魚を好まない」などがあります。魚の油には、EPAやDHAなどが豊富に含まれ、心臓疾患や糖尿病にも効果があると言われています。また、歯や骨をつくるために必要なカルシウムなども豊富に含まれることから子どもの成長にも欠かせません。

「子どもが魚を好まない」理由としては、「骨があり食べるのに時間がかかる」が最も多いです。次いで、「苦味が嫌い」「見た目や匂いが苦手」という理由も多くあります。そもそも親世代が魚を好まない場合も多く、それを見て育った子どもが魚に魅力を感じられないというもの無理はありません。ただ、お寿司や刺身を好む子どもは多いことからも、子どもの場合は味が嫌いという訳ではなく、骨を取る手間が嫌いなのです。

 子どもに魚を食べさせるポイントは?

では、魚が苦手な子どもに魚を美味しく食べさせるポイントについてまとめてみたいと思います。まずは、大人が身をほぐしたり、時間のある時には食べ方を教えながら子どもに魚を食べさせることも大切です。子どもは大人の手の動きを見たり真似したりしているうちに、自分でできるようになっていきます。時間はかかっても、日本の食文化を伝えていく食育の面からも大切なことです。

次に、缶詰や切り身の魚を使って調理することです。缶詰の場合は、骨まで食べられるように煮込まれているものも多いので、骨を取る必要はありません。調理の手間も省けるのので、忙しい方にもおすすめです。もしくは、切り身の魚を使うのもおすすめです。もともと骨が少ない状態で売られているので、骨を取る手間も苦にはならないはずです。

そして、魚の見た目や匂いが苦手という場合には、分からないように他の料理に混ぜるというやり方もあります。例えば、鰯をミンチ状にして梅や紫蘇など一緒にハンバーグにしたり、白身魚や海老をフードプロセッサーなどですりつぶしてつみれにする方法などがあります。臭みを消すために、しょうがや酒などを使うとさらに効果的です。

最後に、お刺身を上手く使うのもおすすめです。魚は苦手でも、お寿司やお刺身は好きという子どもは案外多いようです。まずは好きなものから少しずつ慣れていくことが大切です。そのうちに、お刺身を炙ったり、サラダにするなどしてアレンジをしていき、最後に焼き魚や煮魚に挑戦するのもひとつの方法です。

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