子どもの食事、あなたは米派?パン派?本当のところ、どっちがいいの?

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子どもの食事、あなたは米派?パン派?本当のところ、どっちがいいの?

どうして「米離れ」が進んでいるの?

日本人の「米離れ」が進んでいると言われています。一人当たりの米の消費量は年々減少する傾向にあり、平成5年の米の大凶作のときに米不足で落ち込んだ米の消費量が、米の供給がもとに戻ったときにも消費量は減ったままであり、平成13年には一般家庭の一年間の米の消費量が100キロを下回ったときに、「米離れ」という言葉が使われるようになりました。

米離れの背景には、食の欧米化や多様化が進みパンやパスタなど炭水化物の選択肢が増えたことや、単身世帯が増えて洗米・浸水・炊飯など調理に時間のかかるお米を食べなくなったこと、高齢化が進み食が細くなったことなどが挙げられます。平成25年の日本人の一日に食べるごはんの消費量は344グラムと言われ、これはごはん茶碗多めに2杯程度です。子どもがいる家庭では、調理に時間がかからずお腹を空かせた時にすぐに与えられるパンを常備していることも多いと思います。「子どもにはパンよりも米を食べさせた方がよい」という意見もありますが、はたしてどうなのでしょうか?

まず栄養面から見ても、子どもにとって炭水化物は大切な栄養素のひとつです。乳幼児の脳が使うエネルギーは、全エネルギーの50パーセントとも言われ、これは大人が20パーセント程度であることを考えると大きく上回っています。身体とともに頭もすごいスピードで成長しています。さらに脳の活動を促す炭水化物は、ブドウ糖です。つまり、米、パン・パスタ・うどんなどの小麦が主原料のもの、じゃがいも・さつまいもなどの芋類、南瓜・トウモロコシ・バナナなどの野菜のことです。離乳食に使われる食材もたくさん含まれていることが分かりますね。

 子どもの食事、米派?パン派?どっちがいいの?

気になってインターネットなどで調べてみると「子どもにはパンよりも米を食べさせた方がよい」「どちらでも構わない」という意見の両方が出てきますね。ますます悩むところですが、一口に「米」や「パン」と言ってもさまざまな質のものがあることを理解することが大切です。「子どもにはパンよりも米を食べさせた方がよい」という場合には、「パンに比べて米は食後の血糖値がゆるやかであるため、子どもの身体や脳の発達を疎外しない」「米と米に合う食事を食べることで、日本食の文化を伝えることができる」というメリットがあります。

仮にパンを食べる場合でも、精製された小麦ではなく、全粒粉やライ麦粉などの入った茶色っぽいパンを選べばGI値が低いため食後の血糖値はゆるやかになります。また子どもが好きな菓子パンや調理パンには、添加物がたくさん含まれていたり、油分が多いものもあるので注意が必要です。特にスーパーやコンビニエンスストアなどに並んでいるパンは、数日間品質を保つために保存料なども添加されている菓子パン・調理パンが多く、シンプルに見える食パンもコストを抑えるためにマーガリンやショートニングなどのトランス脂肪酸を含む油が使われています。もし「朝食は必ずパン」という場合でも、添加物の入っていない全粒粉のパンと野菜たっぷりのスープやフルーツなどを組み合わせれば、バランスのよい献立になります。もちろんお米を食べる場合も同じことで、白米ではなく雑穀米や玄米などにするとより血糖値の上昇がゆるやかになるのと、子どもがよく噛むようになるので唾液もたくさん出るようになりおすすめです。

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