知らないと怖いかも?子どもにお豆を美味しく安全に食べさせるポイント

約 1 分

知っているようで知らない、身近な大豆のこと

日本の食文化と古くから関わりのある、大豆などの豆類。味噌やしょうゆなどの調味料や、豆腐・納豆・油揚げ・厚揚げなどの大豆製品など、大豆を使った食べものは日々の食事のなかに頻繁に登場します。昔から伝わる食べたい食材を表した言葉「まごはやさしい」のうち、「ま」はお豆のことです。大豆や小豆・黒豆などを指し、良質のたんぱく質やミネラルを含んでいます。脂質も少なくて、生活習慣病の予防にも最適です。食の欧米化に伴って、豆の消費量が減りつつある日本ですが、子どものころから食べさせたい食材のひとつです。

豆のなかでも大豆は、日本の食事には無くてはならないものです。平成17年の調査では、日本での大豆消費量は一年間で約434万トンですが、そのうち国産の大豆は約23万トンだけで、残りのほとんどは輸入された大豆を使っています。割合で言えば、国産は5パーセントのみで、残り95パーセントを輸入している、ということになります。ちなみに主な輸入先は、アメリカ・ブラジル・カナダ・中国で、そのうち約7割をアメリカからの輸入に頼っています。

例えば、スーパーなどで納豆を買うとしましょう。3パックで100円位の納豆の原材料を見てみてください。「大豆(アメリカ・カナダ、遺伝子組み換えではない)」といったような表記がされていると思います。一方で、藁に包まれた昔ながらの納豆は1つで200円程度しますが、裏面を見ると「国産大豆」と書かれていることが多いはずです。後者のほうが製造過程に手間がかかっていることもありますが、国産品と輸入品とでは原材料にも大きな価格の差があることが分かります。

 輸入大豆で心配なのは、「遺伝子組み換え作物」のこと

アメリカから輸入された大豆と聞いて、心配になるのが「遺伝子組み換え作物」のことですね。アメリカでは、遺伝子組み換え作物は1996年から栽培されるようになり、2004年にはアメリカで栽培される大豆の85パーセントが遺伝子組み換え作物になりました。日本では、遺伝子組み換え作物の栽培は、安全性が確認できていないものは栽培を認めないことになっていますが、加工食品に対しての基準はゆるくなっているのが実情です。一説によれば、日本で使われている大豆の半数以上が遺伝子組み換え作物であるとも指摘されています。先ほどの安い納豆の例では「遺伝子組み換え作物ではない」という表記がされているから安全かと言えば、そうとも言い切れません。表示基準のなかに「全体の5パーセント以内であれば遺伝子組み換え作物を使用してもよい」という独自のルールもあり、完全に遺伝子組み換え作物が含まれていないのかは疑問が残ります。

遺伝子組み換え作物はまだ栽培・食用されてから日が浅いため果たして安全かどうかはまだ分からない部分もあります。ある実験では、通常植物が枯れてしまうような農薬や枯れ葉剤をかけても、遺伝子組み換え作物は枯れずに成長していったそうです。つまり、害虫などの被害を避けるために通常よりも強い農薬をかけて栽培され、それが残留農薬というかたちで大豆にも残っている可能性があるということです。それを食べ続けた人間の身体に、変化が起きないはずはありません。全てを疑っていると何も食べられなくなってしまいますが、安い食材を買うということはこうしたリスクも付いてくるということを認識するようにしましょう。そしてできるだけ、安心できるお店で国産大豆を買い求めるようにしたいですね。

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