食物繊維が不足している?「『毎日排便していない』子どもが約4割」を改善するポイント

約 1 分

子どもの食物繊維摂取量は不足している?

子どもだけでなく大人も含めて人間が生きていくためには、一定量以上の食物繊維を摂取することが大切と言われています。あるデータによれば、この50年以上食物繊維の摂取量は減少していると言われています。これは、食の欧米化が進み、かつては頻繁に食べられてきた乾物・野菜(特に根菜類)・雑穀などを食べる量が減ったこととも深いつながりがあります。日本人は慢性的な食物繊維不足になり、その結果、便秘がちな人が増えています。なかでも「小学生の約40パーセントは毎日排便がない」という調査結果は深刻です。学年別にみると、小学1年生のほうがその割合が高くなっています。その一方で、「約80パーセントの母親は子どもの排便は正常だと思っている」「子どもの排便習慣が出来ていないと感じる母親は約10パーセント」という結果もあり、実際の子どもの状況を母親がしっかり認識できていない現状がうかがえます。

では、子どもは食物繊維をどのくらい摂取すればよいのでしょうか。実は、子どもには食物繊維の摂取基準値はありません。というのは、食物繊維の摂取によるメリットは、子どもに関係するものは排便を正常にすることくらいで、コレステロール値の低下や糖尿病の予防など生活習慣病に関するメリットが多くこれは大人に該当するものだからです。ただ目安として言えば、大人の場合は1000キロカロリーあたりの食物繊維の摂取量はほぼ10グラムなので、3~5歳の幼児の摂取カロリーは1400キロカロリーなので食物繊維の摂取量目安は約14グラムということになります。ちなみに、食物繊維摂取量は1950年代までは20グラムを超えていましたが、それ以降は減り続けており1990年代から現在までの平均食物繊維摂取量は15~16グラム、若い女性の場合は11~13グラムとも言われています。それを考えると、もともと食べる量が少ない子どもが、14グラム以上の食物繊維を摂取することはハードルが高そう…と感じる方もいらっしゃるかもしれません。そこで、子どもが食物繊維をしっかり摂取するコツについてまとめてみたいと思います。

 子どもが食物繊維をしっかり摂取するためのコツ

食物繊維の多い食材はあっても、子どもの好みに合ったものでないと毎日食べさせるのはなかなか難しいですよね。そこで、子どもが好んで食べそうなものを中心に子どもが食物繊維をしっかり摂取するためのコツをまとめてみました。

まず手軽な方法として、白米に2~4割の押し麦を混ぜて炊いてみてはいかがでしょう。玄米には食物繊維が豊富ですがよく噛まないと消化に悪く、玄米が苦手な子どもも少なくありませんが、白米に押し麦を混ぜる食べ方であれば、食べやすいと思います。食べる量にもよりますが、これだけで1食あたり1~2グラムの食物繊維を摂取できますので、食物繊維摂取量は1日あたり3~6グラム増えることになります。そして、そこにさらに納豆を添えて「納豆ごはん」にしてみましょう。納豆1パック(50グラム)には約3グラムの食物繊維が含まれます。朝ごはんを納豆ごはんにするだけで、1食あたり4~5グラムの食物繊維が摂取できます。納豆ごはんなら、ママも簡単に準備ができるので、忙しい朝にもぴったりです。

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