海外の食育ってどんな感じ?毎日の食事に取り入れたいヒントも

約 1 分

海外の食育とは?

最近「食育」という言葉をよく耳にするようになりました。日本各地で子ども向けや大人向けの食育講座や体験会などがおこなわれています。早い時期から始めることで食への意識も高めたり、大人になってから食育を学ぶことで改めて食の大切さを見直すこともあります。日本の食育のテーマは、主に「朝食を食べるようにしよう」「『孤食』ではなく、みんなで食卓を囲もう」「地産地消」などです。また外食産業や食品メーカ主体となって、取り組んでいる活動もたくさなります。コンセプトはしっかりした活動が多いものの、広報力や教材などのデザインセンスなどに欠けるものが多く、もともと関心のある人たちの間だけで広まっており、無関心層へのはたらきかけが弱いのが問題になっています。

では、こうした「食育」の取り組みを行っているのは日本だけなのでしょうか。いいえ、日本だけなく欧米を中心に世界各地で行われています。例えば、アメリカでは肥満者が増えていることから“ファイブ・ア・デイ”などの野菜や果物をたくさん食べることで摂取カロリーを減らす取り組みが行われていますし、イタリアではスローフードやオーガニックを外食産業や給食などにも取り入れようとする取り組みがされています。ドイツでは、病気の予防が大切という考え方から、子どもたちへの食育が盛んに行われています。その他、イギリス、フランス、オーストラリアなどでも食育の取り組みが行われており、肥満対策としての内容が多いようです。いずれの国も農業大国であり食料自給率が高く、日本のような「地産地消」をテーマにした取り組みは、あまり行われていないのが特徴です。

 “ファイブ・ア・デイ”ってどんな取り組み?

ここからは“ファイブ・ア・デイ”について少し詳しく見ていきますね。この取り組みは、1991年頃からアメリカで「1日に5皿以上の野菜を食べよう」という取り組みが行われていたことに由来します。この取り組みによって、開始から5年後には1日に食べる野菜の量が日本より多くなりました。「1日に5皿以上」というのは、具体的な量で示すと、アメリカの農政省が定める目安として野菜を350グラム以上(3~5皿)、果物を200グラム(2~4皿)以上取りましょうということを意図しています。ちなみに、乳製品やたんぱく質は1日にそれぞれ2~3皿、炭水化物は6~11皿が目安です。日本の自治体などでも、この“ファイブ・ア・デイ”を取り入れて食育活動を行っているところがあり、実際に子どもと一緒に買い物に行き、楽しんでお皿の数を意識しながら買い物をして、調理をします。

理想は分かっていても、外食が続くと、これだけの量の野菜を食べるのは難しいと思う方もいらっしゃると思います。ただ良く観察してみると、コンビニやスーパーなどのお惣菜コーナーには必ず野菜のおかずや野菜ジュースなどが売られています。忙しい方にはこうしたものを利用するのもひとつのアイデアです。日本で食育が言われて約10年ですが、諸外国に比べるとまだまだ広く浸透していないように感じられます。海外の良いところはどんどん取り入れて、日本の食育をもっと楽しく浸透させていけるといいですね。

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