離乳食から始めたい、美味しい出汁のこと

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離乳食から始めたい、美味しい出汁のこと

離乳食は昆布出汁からスタートしよう

生後5か月になると、そろそろ離乳食を始める時期。お粥を作ったり、野菜を煮たものをつぶしたりしてつくる離乳食に加えて、美味しい昆布出汁をスタートするのにもぴったりの時期です。母乳の主な成分は「グルタミン酸」と呼ばれる、昆布出汁に含まれるのと同じうまみ成分です。つまり、母乳から昆布出汁を飲ませ始めると、赤ちゃんは親しみのある味として美味しく飲んでくれるとされています。離乳食の始めの頃には、昆布出汁のままで、砂糖や塩などは加えずにあげてみましょう。出汁というと面倒な印象を持つ方もいらっしゃるようですが、昆布出汁なら、昆布を水に1時間以上つけて火にかけるだけで簡単につくれます。まとめて作って、冷凍保存しておくと、使いたいときに解凍して赤ちゃんにあげられるので便利です。出汁は、冷蔵庫なら3日、冷凍なら1週間程度保存できます。

「出汁」と一口に言っても、昆布出汁のほかに、かつお出汁、煮干し出汁、椎茸出汁、かつお昆布出汁などの乾物から作るものや、野菜出汁、鶏肉出汁、牛肉出汁、豚肉出汁、干し貝柱出汁、干し海老出汁、などの食材を煮出してつくるものなど、色々な種類があります。このうち離乳食に使えるのは、かつお出汁、煮干し出汁、椎茸出汁、かつお昆布出汁です。目安としては、離乳食初期のごっくん期には昆布出汁や野菜出汁、離乳食中期のもぐもぐ期には昆布出汁や野菜出汁に加えて、かつお昆布出汁や椎茸出汁、離乳食後期のかみかみ期には昆布出汁や野菜出汁、かつお昆布出汁や椎茸出汁に加えて、煮干し出汁も食べられるようになります。早い時期から出汁の繊細な味を覚えておくと、自然な味付けを好むようになり、素材の味を感じられる味覚に育つとも言われています。

 離乳食に出汁を使うと、こんなにいいことが!

意外に思われるかもしれませんが、赤ちゃんの味覚は、大人よりもずっと繊細です。味覚を感じる「味蕾(みらい)」は大人の1.3倍もあると言われています。離乳食は味が単調になりがちですが、出汁を使うと、薄味でも簡単に美味しい食事をつくることができます。また、出汁のなかには昆布やかつおなど素材のエキスが濃厚に入っています。食事の量がまだ少ない離乳食期ですが、しっかりと栄養を補給することができます。離乳食も初期、中期、後期と進むにつれて食べられる出汁の種類も増えるので、薄味でも味のバリエーションを付けることが可能です。

ちなみに、大人が使う顆粒出汁を赤ちゃんの離乳食に使うのはNGです。塩分が強いだけでなく、添加物が入っていることも多いです。ベビーフード用の出汁も売っています。離乳食初期のころから使えるものも多いです。手づくりのものに比べると塩分は多いですが、一般的な出汁と比較すれば塩分も少なく、化学調味料無添加のものもあります。ただ国で定められた基準を満たしているというだけで、手づくりのものとは異なり、多少は人工的なものも加えられています。それに栄養価はやはり、手づくりのものの方が上です。出来ることなら手づくりが望ましいですが、忙しい時や外出時など手づくりが難しい時などは利用してみるのも良いでしょう。

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