小学校でも推進されている食育

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小学校でも推進されている食育

子供たちを取り巻く食問題

近年、朝食を欠いた状態で学校へ登校する生徒や栄養バランスが取れていない食事など、子供たちの成長にも関わる食生活の問題が深刻になってきました。伝統的な食文化との接点が薄くなってきていることや食の廃棄物問題など多様な問題が露呈してきました。そこで食育の推進を広く周知してもらい、特に子供たちには早い段階で食の正しい知識を付け、習慣づけることを目的に様々な活動が行われています。

食生活の改善へ向けて

このような問題を解決するために、食育基本法と食育推進基本計画が制定されました。この計画では子供たちへの食育推進も具体的な課題として力を入れています。実際小学校や保育所にもこの運動は呼びかけられており、文部科学省でも食に関する指導の充実に取り組んでいます。その一つとして給食への地場産物の活用や、米飯給食の割合を増やすよう推進しています。

米飯給食の増加

具体的取り組みとして、米飯給食の割合を基準値以上に引き上げることを目標にして各学校へ呼びかけています。基準とは、一週間に3回以上のことです。この回数を超えていない学校では3回達成を目標、すでに3回米飯給食の学校ではそれ以上の回数を新たな目標として設定するように推奨されています。米飯給食にこだわる理由として、米飯が日本の伝統的な食生活の根幹であるためです。この米飯を基に望ましい食習慣を学び、地域の食文化を通じて郷土の関心を高めることが目的です。食育の考え方では食べることに関してのみ言及されているのではなく、このように食を通じて地域性を理解することが大切とされています。現代日本では海外を含む様々な食文化が飛び交い、多文化の理解という面では良いこともありますが、日本古来の伝統的な文化の希薄化が危惧されています。そのためこのような活動が実施され食文化の継承を図り、さらには米飯によって食料の自給率向上、安全の確保などがされています。

食育のための教材もある

その他の活動として、子供たちが積極的に食について関心を持ってもらうために専用の教材も作られています。この教材は児童用の内容と指導者用に分けられそれぞれの目的に合わせて作成されています。子供たちが興味を持てるよう児童用にはイラストや分かりやすい言葉使いで構成され、指導者用にはその児童用の資料を元に指導すべき着目点などが明記されています。さらに教材は低学年用、中学年用、高学年用と3段階に分かれています。低学年用の教材には手の洗い方や箸の正しい使い方などが内容とされています。中学年になるとマナーのことや伝統食についても学びます。そして高学年では食材の栄養素の知識や食べ物の生産のことなど、より深い内容になってきます。

子供たちへの食育推進は重要視されている

以上で紹介した内容のほかにも多くの取り組みが実施されていて、食育について触れる機会が多く設けられています。柔軟な思考ができる幼いうちに食生活の基礎を身に着けることで乱れた食生活を送ってしまうことの予防にもなり得ます。さらに成長期を迎える子供には直接的な身体への影響も考えられるため子供たちへの食育推進は重要度の高いものとされています。

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