家庭で食育!食物アレルギーとの上手な付き合い方

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家庭で食育!食物アレルギーとの上手な付き合い方

食物アレルギーの仕組みを知る

食物アレルギーとは、特定のものを食べたことにより蕁麻疹、下痢、嘔吐、気管支喘息、鼻炎などの症状(アレルギー反応)を起こすことです。私たちの体は、異物が体に入ってきたときに免疫反応が起こり、排除する仕組みを持っています。普段はウイルスなどに対して反応しますが、免疫反応を調節するしくみに問題があったり、消化・吸収機能が未熟だと過剰に働いてしまい、自分の体を攻撃することがアレルギー反応です。消化・吸収が未熟な3歳くらいまでの乳児・幼児に起こりやすいとも言えますので、そのことを理解し、対応していくことが大切になります。

アレルギーの原因となる食べ物

近年、食物アレルギーの有病率がふ増えてきています。原因はわかりませんが、家庭でも学校でも対応の必要性が高まっていています。乳幼児の主な原因となる食べ物は、鶏卵・乳製品・小麦が多く全体の約60%を占めています。他にも、大豆・魚・魚卵・エビ・カニ・ピーナッツ・果物等があげられます。これらをアレルゲンといいます。アレルゲンは体に入るとIgE抗体と結合し肥満細胞(炎症や免疫反応を引き起こす細胞)を刺激します。その時、ヒスタミン(トマトやほうれん草に含まれる化学物質)などの化学物質を放出し、蕁麻疹や下痢、咳などの症状が起こります。
主な症状にm湿疹や蕁麻疹などのかゆみの強い皮膚症状、嘔吐・下痢などの胃腸症状のほか、喘息、鼻水、目のかゆみなどがあります。

アレルギーの種類

食物アレルギーには、①即時型と②非即時型があります。アレルゲンを摂取してから症状があらわれるまでの時間の長さで分類されます。
①即時型 アレルゲン摂取後、数分から2時間以内に症状があらわれます。乳幼児期・学童期に多く、ほとんどがIgE抗体が関わっています。アレルギー反応は軽い場合から全身蕁麻疹、喘息症状、呼吸困難など重症になることもあるので注意しましょう。
即時型のアレルギー症状が皮膚症状などだけにとどまらず、呼吸器や消化器など複数の臓器に強く急激にあらわれることをアナフィラキシーといい、さらに血圧低下や意識障害を伴う症状を「アナフィラキシーショック」といいます。「アナフィラキシーショック」は命の危険も伴うので、起こってしまったら救急車を呼びましょう。
②非即時型 アレルゲン摂取後2時間以上たってから症状があらわれます。中には1~2日後にあらわれることもあります。IgE抗体が関わらないことが多く、乳幼児期の慢性の下痢に関係している場合があります。アレルゲンには牛乳(育児用ミルク)、卵などがあります。

アレルギー食のコツ

食物アレルギーの治療では、必要最小限の原因食物を除去することが基本です。専門の医師にかかって除去を不必要に拡大しないよう適切な診断を受けましょう。除去食物があっても、栄養が偏らないように主治医や栄養士と相談しながら適切に食事をすることが大切です。
①原因物質が分かったら何が食べられないか、どんな加工食品や料理に入っているかを理解し、正しく除去しましょう。間違って口にすることのないように兄弟がいる場合は食べこぼし食品にも注意しましょう。食べるときの環境を整えることも大切です。
②アレルゲンが牛乳にあり除去する場合、カルシウム不足に注意が必要、魚を除去する場合はビタミンDの不足に注意が必要です。アレルギー用ミルク・調整豆乳・小松菜等でカルシウムを、ビタミンDは干ししいたけやきくらげで補強することができます。
③主食。主菜・副菜のバランスを整えます。それぞれの栄養について他の食材で代替えし、必要な栄養素を摂ることが必要です。不足しがちなカルシウムや食物繊維は意識して多く取り入れましょう。
④調味料や加工食品も代替できるものが増えてきています。スーパーやネットなど手段は豊富になっていますので、アレルギー代替調味料等を使用すると良いです。
⑤材料や作り方を少し工夫するだけで食べられるメニューは増えてきます。こんなものが代替えになりそう、ネットにこんなレシピがあるなど情報が多くなってきているので工夫して、なるべく他の子と同じような料理を作ってあげることで、本人の気持ちの充足度も増します。
5つのコツを取り入れて、家庭でも食育の一環として子供に合わせた適切な食生活を送りましょう。

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