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食育とはどのようなものなのか、食育の実践について学べる

食育の力で食の安全を見極める!②

約 1 分
食育の力で食の安全を見極める!②

毎日の食生活と切っても切り離せない食の安全については、食品添加物や食品表示の他にも野菜や果物の残留農薬の問題や、東日本大震災以降懸念されている放射性物質の問題なども挙げられます。今回はこれらの問題の実情を知ることで、安心・安全な食を選ぶにはどうすることが必要なのか考えていきましょう。

残留農薬について

昔は、野菜や果物への必要以上の農薬使用によって、健康被害が生じたり、環境汚染が発生したりという深刻な問題がありました。一度ついてしまった負のイメージはなかなか拭い去ることができず、逆に良いイメージは簡単には広がらないということもあり、現在でも「農薬を使っている野菜は怖い」と感じている人がいるというのが実情です。しかし、現在では、過去の過ちの反省から、安全性に配慮した農薬が多くなり、残留農薬の基準値も厳しく設定されているので、過度の心配は必要なくなっています。
【一日許容摂取量】
人間が摂っても健康上の問題が生じないとされる量を「一日許容摂取量」といいます。国産の野菜や果物は、動物実験により健康に影響のでない量を確認し、その量にさらに高い安全率(一般的に100以上)をかけて設定されています。
【残留農薬基準値】
設定されている一日許容摂取量の8割を超えないように定められています。これには、「国民健康栄養調査」の結果がベースにされています。
以上のことから、残留農薬については、現在では日本人の食生活を考慮した上で、高い安全基準値を設定して生産、流通されているため、昔のような心配をする必要は極めて少ないものといえるでしょう。

食肉の抗生剤について

野菜・果物の残留農薬と同じように、食肉についても「抗生剤が使われている肉は危ない」と考えている人もおり、過去に植え付けられた負のイメージは完全に払拭できていないようです。しかし、食肉についても現在では高い安全性が確立された上で基準値が定められており、万が一、許可されていない薬品や基準値を超える薬品が使われていた場合にはすぐに廃棄処分されることになっています。その見極めは法律で定められた検査によって確認され、検査に合格した食肉のみが食用として消費者の元へ届けられているため、抗生剤の使用を気にしすぎる必要はなでしょう。

放射性物質について

東日本大震災以降、食品に含まれる放射性物質を気にする人が多くなり、一時は深刻な風評被害も発生しました。しかし、放射性物質というものは自然界に元々存在しているものだということを知らない人も多いようです。現在、放射性セシウムの基準値は1kgあたり100ベクレル未満とされていて、基準値を超す食品が流通しないように各自治体で検査されていますし、乳幼児用の食品や牛乳についてはさらに厳しい基準が設けられていますので、市販されている食品については高い安全性が確保されているので、安心して食べることができます。

誰しも安心・安全なものを食べたいと思うのが当然だと思います。食の安全について過度に心配しすぎるだけではなく、食品の生産、流通の中でどのような安全対策が取られているのか、正しい知識を身につけることが大切です。スーパーなどに買い物に行った際には、子供と一緒に食品表示を見ながら食品を選ぶということも安全な食品を選ぶ力を養うための食育につながりますので、ぜひ実践してみましょう。

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