にんじんの皮はむかない方が良い?捨てていたにんじんの皮の方に栄養が!

約 1 分

1 にんじんの起源・由来(学名:Daucus carota subsp. sativus 和名:ニンジン)

にんじんはセリ科ニンジン属に属する緑黄色野菜です。
にんじんの原産地は中央アジアのアフガニスタンで、ヨーロッパに伝わった西洋系と中国などアジアに伝わった東洋系とに分かれました。
古代ギリシャでは薬用として栽培されていたようで、その頃のにんじんは根が枝分かれした刺激の強いものだったそうです。円錐形のにんじんは10世紀頃に現在のトルコ西部辺りで誕生したと推定され、12~15世紀頃ヨーロッパに広がりました。現在のようなオレンジ色のにんじんは17~18世紀頃にオランダで作り出されたものです。
東洋系にんじんは12~13世紀頃に中国に伝わり、改良されて16世紀ごろ日本にも伝わりました。
現在主流の西洋系にんじんが日本にもたらされたのは江戸時代後期になってからで、それが明治時代以降に普及しました。

にんじんは、その根に頭や足・手と、人のような形をしたものが最上とされ、「人参」と名付けられたそうです。

2 にんじんの種類

にんじんには、色々な種類があります。
一般的に出回っているにんじんが「五寸にんじん」です。オレンジ色でβカロテンが多く、サイズは15〜20cmと名前のように五寸に近い大きさです。以前は独特の香りが強かったのですが、最近は改良によりにおいが少なく食べやすい品種が増えました。
「京にんじん」とも呼ばれる濃赤色の長細いにんじんが「金時にんじん」です。長さは30cm程度で、果肉がやわらかく甘味があり、独特の風味があります。日本ではあまり出回らない「東洋系」にんじんの代表品種です。
「ミニキャロット」はサイズが10cmくらい、直径は1〜1.5cmほどの小さなにんじんです。甘味が強く果肉もやわらかいので生でも食べられます。また、皮が薄いのでむかなくても食べれます。
「紫にんじん」は果皮が紫色でアントシアニンを含んでいます。品種としては、果皮が紫で中がオレンジ色の「パープルスティック」や、果肉も紫色で中心部だけ黄〜オレンジになる「パープルパープル」などがあります。どちらも糖度が高く、サラダや野菜スティックとして生食することも可能です。
「黄にんじん」は沖縄で栽培されている「島にんじん」が有名で、ごぼうのように細長く繊維も多めです。きんぴらや炒め物に向いています。「金美(きんび)」は中国系のにんじんを掛け合わせて誕生した品種で、普通のにんじんと形が似ていますが皮も果肉も黄色です。肉質はやわらかく、甘味もあり食べやすいのが特徴。生食が可能で、加熱してもきれいな黄色を保ちます。

3 にんじんの栄養・効果

カロテンは、命名の由来が英語名「キャロット」から来ているほど、にんじんに多く含まれている栄養素です。
カロテンは体内でビタミンAに変化します。ビタミンAは目を健康に保ったり、皮膚を丈夫にしたり、粘膜の機能を高めて抵抗力を増し、病気に負けない体を作ります。抗酸化作用を発揮してがんを予防する働きもあります。カロテンは必要量だけビタミンAに変わります。ビタミンAにならないカロテンは体内で強力な抗酸化作用を発揮して、活性酸素を消去したり免疫機能を高めたりします。にんじんのカロテンは、肺がんを抑える効果が強いと言われています。
赤い人参には、トマトにも含まれる「リコピン」が含まれています。リコピンには抗酸化作用があるのでがん予防やアンチエイジングに効果が期待できます。
にんじんは皮のまわりに栄養素が集まっているので、皮はできるだけ薄くむくか、よく洗って皮ごと調理するのがおすすめです。

4 にんじんの選び方・保存方法

皮がなめらかで形がよく、色が濃い物を選びます。葉の切り口の軸は小さいほうが果肉がやわらかい傾向にあります。切り口の軸が太いと芯の部分が太く果肉もかたい可能性があります。

にんじんは水気があると傷みやすいので表面の水気をふきとってから保存します。
冬は新聞紙などに包んで冷暗所で、春~秋はポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室で保存します。
冷凍保存する場合は、食べやすい大きさに切って軽く下ゆでしてから冷凍庫に入れます。調理するときは冷凍のまま煮物などに使えます。

5 にんじんのまとめ

カレー、シチュー、煮物、炒め物、サラダ、漬け物、スープなどなど、様々な美味しい料理に変身してくれるにんじんなので、我が家でもよく登場します。
実は、私はにんじんの独特の甘みが苦手です。子どもたちは好きなので料理によく使いますが、私は避けて食べています。
でも、実家で作っている金時にんじんは何故か食べる事が出来ます。お正月が近づくころに毎年作っているので、その頃は自分で畑から抜いてきます。何年も採っているので、見分け方もずいぶんうまくなりました。形のいい美味しそうな金時にんじんをごっそり頂いていきます。もちろん採ってきたにんじんは皮ごといただきます。この採れたてのにんじんを子どもたちはスティックにして食べるのがお気に入りです。

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