
■幼児向け食育に関する紙芝居
保育園、幼稚園で食に関する紙芝居を上演する場合におすすめの作品をご紹介させていただきます。
〇「たっくんとピーマン」
栃木県では子供の食育の一環として行政が紙芝居を作成し、無料ダウンロード形式で配布しています。
あらすじは、
ピーマンのきらいな「たっくん」は夢の中で畑のピーマンたちと出会い、「みんなに食べてもらいたい、みんなの体を元気にしたい」というピーマンたちの願いを知るというものです。
〇「ピーナッツアレルギーのさあちゃん」
原 作:栗田洋子
絵と構成:小山田奈央(クレセント・ワークス)
監 修:伊藤浩明(あいち小児保健医療総合センター アレルギー科医長)
あらすじは、
世の中に「食物アレルギー」の子がたくさんいることは、すでに20数年前から分かっており、ピーナッツアレルギーもその一つとして知られるようになりました。
ピーナッツアレルギーの多くの方が「ソバアレルギー」と同じようにほとんど例外なく、Ⅰ型アレルギーの典型的な大変強い症状を起こす事はあまり知られていませんという内容です。
このように身近にアレルギーという課題がある事を知る事で、本人も周りの環境も正しく理解をする事が出来ます。
また、JA愛知では、地元の子供達の食育の一環として大型紙芝居の無料貸し出しを行っています。
紙芝居は子供たちが大好きな教材の一つです。読み手が変わるだけで、物語の雰囲気が変わる上に、場の状況に合わせて様々なアレンジも出来るので毎回盛り上がる事でしょう。
■小学生向け食育に関する紙芝居
小学生用の教材は
〇ネスレの提供する「ヘルシーキッズ」という教材がおすすめです。紙芝居の他にも掲示用ポスターもダウンロードする事が出来ます。
小学生の場合、このような、より専門的で、ストーリー性のしっかりとした内容が良いでしょう。
■教材や資料をダウンロードし活用する場合の注意点
インターネット上に掲載されている資料や映像をダウンロードし活用する場合には、注意すべき点があります。
企業や団体がダウンロード可能な紙芝居として提供している場合は、その旨が記載されています。しかし、そのような場合にも、下記のような条件が付く場合もあります。
〇再配布の禁止
〇改編の禁止
〇別の用途での活用の禁止
などです。中には、紙芝居としての利用は許可しているものの、コピーをして父兄に配布する事は禁止とする場合もあります。
また、紙芝居の上映で参加者から費用をもらう事、営業活動を行う事を禁止している場合もあります。
このような注意事項はつい、認識不足で知らずに行ってしまうこともありますが入手、活用の際はきちんと決まり事の確認が必要です。
また、ダウンロードした紙芝居のデータを加工し、別の物語に作り替えたり、オリジナル作品化したり、グッズを作成したりという事を禁止している場合もあります。ダウンロード自体が無料だからといって、入手した資料を自由に使いまわしていいという事ではありません。
このように、無料ダウンロードの場合でも様々な規約が設けられている上に、規約に違反した場合には提供元とトラブルになる事もあるので、必ず決められたルールの範囲内で正しく活用しましょう。
不明な場合は、提供元へ直接問い合わせをするとよいでしょう。