食育クイズとは
食育クイズとは、その名の通り食育を基にしたクイズのことです。
最初はみんなも知っている野菜の名前を当てるクイズから始めると良いでしょう。慣れてきたらちょっと上級者向けのクイズに挑戦して、ご飯を作ってくれるママ、仕事を頑張ってくれるパパ、食材を提供してくれる人、生産してくれる人、動植物など、私たちの食に携わる全ての人や自然に感謝の気持ちが持つことがねらいです。
野菜の名前当てクイズ
野菜の名前当てクイズは、ただ単に野菜を見せて「これなぁに?」と聞くだけでなく、例えば野菜の断面を写真に撮ったものを見せたり、白黒にして見せたりするとまた違う表情が見れます。たけのこなんかも皮付きのものとそうでないものとでは全く違います。
また、そらまめ、いんげん、グリンピース、枝豆、絹さやなど、同じ色だけど少しずつ大きさや形が違うものを見せてクイズにするのも楽しいです。特にそらまめやグリンピースは豆だけの状態で食卓に出てくることが多いので、元の姿を知って驚く子も多いのではないでしょうか。
こうした野菜クイズに慣れてきたら、「私はだれでしょう」というクイズも楽しいです。
例えば人参なら、
私は赤いです。
土の中で育ちます。
カレーライスの中にもよく入っています。
といった感じで、正解が出るまで1つずつヒントを出していくのです。ヒントの中にその野菜の特徴や栄養素などを盛り込むと知識も頭に入ります。
食事の挨拶・マナークイズ
日本の食事には挨拶やマナーが欠かせません。大人になって恥じることのないよう、子どものうちから基礎を身につけさせたいものです。そこで、食事の挨拶やマナーもクイズにします。
例えば、挨拶であれば「食事の前にいう言葉は?」や、マナーであれば「ご飯のお茶碗を置く場所は?」 などです。
ちょっと難しいクイズに挑戦する場合は、「食事中のマナーで合っているものは次のうちどれでしょう?」といった問いかけをして、
席を立ってはいけない。
食べ物を口に入れたら口を閉じて食べる。
お皿は左手で持って(添えて)食べる。
のように答えを選択してもらいます。この場合は全て当てはまります。
ちょっと難しい?お米クイズ
お米のクイズは少し難しいのですが、ご飯粒を残してしまう子どもには是非おすすめしたいクイズです。お米の収穫体験をする保育園や幼稚園もあるので、その前後で行うとより関心が増すかもしれません。
例えば、「お茶碗一杯には何粒のお米が入っている?」のクイズ。答えはおよそ3,000粒なのだそうですが、この1粒1粒を農家の方が作ってくださったと説明を足すと、ご飯粒を残す気にはなれません。
また、「お茶碗一杯のお米の値段は?」のクイズ。まだまだお金の価値がわかる年齢ではないかもしれませんが、例えばお菓子やおもちゃに例えて答えを用意すると、働いてお金を稼いできてくれる家族の人に感謝の気持ちが生まれ、残さず食べるよう意識することができるでしょう。
カルシウムたっぷり!牛乳クイズ
栄養のバランスを整えるためにも大切な牛乳ですが、味が苦手で好きじゃない子も中にはいます。そこで、牛乳がどれほどすごいのかをクイズにしてみてはいかがでしょうか。
また、牛乳から作られているものはどれか、というクイズは、牛乳が様々な加工によって変化するということを知ることができ、アレルギーを持つ子でも牛乳から加工されたバターやチーズ、ヨーグルトなどを選択しない判断力を身につけることができるのです。
このように、食育のクイズは子どもたちがゲーム感覚で食に関する知識を身につけることができ、興味を・関心を持ちます。食べるということは生きていく上で必ず必要とするものなので、小さなうちからたくさんの知識を教えると良いでしょう。