医者いらずの果物と言われる柿!実は柿には栄養がたっぷり含まれていた!

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医者いらずの果物と言われる柿!実は柿には栄養がたっぷり含まれていた!

1 柿の起源・由来

(学名:Diospyros kaki Thunb. 和名:柿)
柿は、カキノキ科カキノキ属に属する果物です。
柿はもともとは中国が原産で、国内では「古事記」や「日本書紀」に柿の名前が記されていることから、少なくとも奈良時代には渡来していました。
栽培の歴史は古いのですが、栽培が文献に現れるのは、10世紀初めになってからです。当初は渋柿ばかりで、鎌倉時代に入ってから甘柿が誕生しました。
江戸時代になると品種が増え、現在では100種ぐらいあると言われています。

柿の名前の由来は、実が堅いことから「堅(カタキ)」や、つやつやして輝いていることから「輝(カカヤキ)」など多くの説があります。

2 柿の種類

柿には甘柿と渋柿があります。
甘柿は、受粉に関係なく渋が抜ける完全甘柿と、受粉して種子ができると渋が抜ける不完全甘柿に分かれます。
渋柿も同じように受粉に関係ない完全渋柿と、不完全渋柿があります。
富有柿は、完全甘柿の代表品種で、生産量は市場の半数以上を占めます。原産は岐阜県で、1857年から栽培されている歴史の長い柿です。形はふっくらと丸みがあり、果皮はオレンジ色で、果肉はやわらかくて果汁も多く、甘味が強いのが特徴です。日持ちは良く10月下旬頃から出回ります。
次郎柿は、背が低く四角張った円形をした完全甘柿です。静岡県原産で江戸時代末期から栽培されています。大きさは250~300g程度で、種はほとんどなく、果実はややかためで甘く歯触りの良い食感です。収穫時期は10月下旬頃からです。
西村早生は、外観が富有柿に似ていますが、甘味は富有に比べて控えめで果肉もかためです。不完全甘柿なので、渋が抜けていないものは、渋抜きをしてから出荷されます。果肉にゴマ(黒い斑点)が入ると甘くなった証拠です。果重は200~300gくらいで9月中旬から市場に並びます。
市田柿は、長野県で生産されている完全渋柿です。古くから下伊那郡高森町(旧市田村)で栽培されていたことからこの名前になったそうで、形は紡錘状で重さは100~120gと小さめです。おもに干し柿として利用され、上品で濃厚な甘味が楽しめます。なお「市田柿」は商標登録されていて、長野県飯田市と下伊那郡で生産・加工された市田柿の干し柿がこの名前を使えます。

3 柿の栄養・効果

「柿が赤くなると医者が青くなる」と言われるほど、柿は栄養豊富です。
大量のビタミンCとカリウムと食物繊維もたっぷり含まれています。ビタミンCは、コラーゲンの生成を助けて皮膚を丈夫にして、免疫力を高めて風邪をひきにくくし、ストレスに強い体を作り、抗酸化作用を発揮するなど、多彩な働きをします。中くらいの柿一つで大人の1日に必要なビタミンC量を取る事が出来ます。
カロテンは、体内でビタミンAとして働く他、強力な抗酸化作用で、がんの予防や動脈硬化を抑制する働きをします。カリウムは高血圧予防に、食物繊維は糖尿病、高脂血症、便秘や大腸がんなどを予防するので、下記ひとつで多くの生活習慣病を抑制することができます。
柿に含まれる渋み成分のタンニンには、血液中のアルコール分を外へ排出する働きや副腎機能低下を防止する働きがあるそうです。また、酵素(カタラーゼ、ペルオキシダーゼ)がアルコールの酸化、分解を促ため、血中アルコール濃度の上昇防ぎます。まさに二日酔いにはもってこいの効果があるようです。
柿は実だけでなく、葉にも栄養を含んでいます。柿の葉はビタミンB、C、K類を含み、血管を強化し止血作用があるとされ、柿の葉茶などに用いられます。また、殺菌効果もあることから、押し寿司を柿の葉で巻いた「柿の葉寿司」は柿の産地である奈良の郷土料理として有名です。

4 柿の選び方・保存方法

へたがきれいで、へたが果実に張りつき果実との間に隙間がないものが良い柿です。隙間があると虫が入り込んでいる可能性があります。しっかりと全体に濃いオレンジ色に色づいているもの、形がいびつで無く整っているものを選びます。艶に関しては、品種や状態によって一概には言えません。白く粉を吹いたようになっているものはブルームと言い、ブドウなどでも見られるように完熟した果実によく見られる自然現象なので、付いていた方が良い物もあります。また持ったときに重みがあるものを選びます。

柿は、ポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室で保存すれば1週間ほど持ちますが、常温だと2日ほどでやわらかくなります。へたが乾燥することで傷んでくるので、へたを濡らしたティッシュなどで覆ってから冷蔵庫に入れると、さらに日持ちします。柿は追熟の必要がないので、購入したら早めに食べます。やわらかくなりすぎた柿は冷凍するとシャーベットとして楽しめます。

5 柿のまとめ

子どものころに住んでいた所は、富有柿の栽培がとても盛んな所で、どこにでも柿畑がありました。うちの隣も柿畑でした。富裕柿はまわりにふんだんにありすぎて、高価な果物だという事を知ったのは、働き出してからでした。
うちで食べていた柿は、近所の柿農家の方に傷がついている物を安く分けて頂いていたので、高いお金を出して買うものだと思っていませんでした。JAの直売所で贈答用の柿を見てびっくりした記憶があります。
今でもその辺りは、柿の季節になると「柿ストリート」ではないですが、傷がついている物や、少し形の悪い物が袋詰めにされて、道路のわきに無人販売されています。1袋100円~という手軽な値段で売っているので、いつも車がどこかの売り場に止まっています。

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