年齢によって違う!保育園での食育年間計画例

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年齢によって違う!保育園での食育年間計画例

保育園や幼稚園では、食育を効率よく学ぶためにも年間計画を立てています。調べてみると、新潟県の糸魚川市にある保育園・幼稚園では、市が食育の年間計画を作成していたので、今回はそちらを例にご紹介します。

0歳児の食育目標は生活リズムの安定を図ること

0歳の食育年間計画を見てみると、4〜6ヶ月頃は保育士が安心してミルクを飲む環境を整え、また調理士が個人差に配慮しながら離乳食の形態を工夫しています。

7〜8ヶ月頃には楽しい気分で食事をすることができるよう保育士が声かけをし、また調理士は舌で潰せるような硬さで離乳食を作ります。

9〜11ヶ月頃には、ご飯を噛んで潰し、飲み込むということを指導します。また、食べたいという気持ちを優先するためにも、歯茎で押しつぶせるくらいの固さに調理したり、手づかみ食べを促すような食材の形態を意識してあげたりすると良いでしょう。この頃から栄養士がバランスを考慮した献立を作り始めます。

1歳児の食育目標は自分で食べる意欲を育てること

1歳児の食育年間計画では、よく噛んで食べること、食事の前や最中に手や机が汚れてしまった場合は拭き取ること、食後にうがいを促すこと、食前食後の挨拶をすることなどを一つずつ身につけていきます。

見た目で食べたくないと判断し始めるのもこの時期なので、食べやすい大きさや色どりを工夫した盛り付けをすると良いでしょう。

また、大人の真似をしてスプーン、フォークを使ってご飯を食べ始める時期でもありますが、食材を口まで運ぶのが難しいため、こぼしてしまいます。口まで到達しても1回量がわかっていないので入りきらなかった分がこぼれてしまうことも。しかし、食べたいという意欲を潰さないためにも、「おいしいね」などと声かけをしながら見守りましょう。

2歳児の食育目標は食習慣の基礎を身につけること

食後にうがいを促していましたが、2歳頃からはしっかり歯磨きをするよう促しましょう。家族みんなで食べる楽しさを伝え、水分を補給することの大切さも伝えます。旬の食材も献立に取り入れ、味育を始めると良いです。

また、「食べたい」「いらない」「お腹が空いた」などの主張が始まるのもこの頃。嫌いな食べ物も出てきますが、少しでも食べることができるよう工夫して調理してあげましょう。食べたら褒めてあげることも忘れずに行います。

3歳児の食育目標は食具の使い方を知ること

3歳の前期には箸の正しい持ち方を教え、中期には使い方が身につくようサポートし、後期も継続して箸の正しい持ち方を教えます。また、主食とおかずを交互に食べるよう指導するのもこの頃からです。郷土料理や行事食も始めてみましょう。

2歳までは食後の歯磨きを促していましたが、3歳からは正しい歯磨きの仕方を教えます。また、食前の食事準備、食後の片付けなどもしっかりとできるよう声かけをしましょう。

4歳児の食育目標は食事のマナーを身につけること

食事の前後の手洗い・挨拶を欠かさずするよう促します。この時、正しい手の洗い方も教えるようにしましょう。また、なぜ食事のマナーを守らなければならないのか、その大切さも教えます。保育園では食事当番のような活動も取り入れるなど、少しずつ食育を実践するのもこの時期です。

言葉もたくさん覚え、コミュニケーションをとることができるこの時期は、絵本や紙芝居などを使った食育を行うのも良いでしょう。

5歳児の食育目標は食べ物と体の関係を知ること

これまでに学んだ食育が全て身についているかを確認します。野菜などの収穫体験を行うのもこの頃です。様々な食育活動を通し、自然の恵みをいただくということ、食べ物がどれだけ体に良いのかということを伝えていきましょう。

こうした年間計画は家庭でも参考になるものなので、是非調べてみてください。

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