学校給食を通して地産地消や食文化を学ぶ食育

約 1 分

平成20年、学習指導要領の改訂により、「学校における食育の推進」が位置づけられました。その中で、新たに、栄養教諭を中心とした「学校給食を活用した食に関する指導」の項目も追加されました。学校給食において、バランスの取れた食事内容や食についての衛生管理などを日々の給食を通して学ぶことができます。また、地場産物を活用したり地域の郷土料理や行事食から地域の食文化や伝統に対する理解を深め食への関心を引き出すことが大切であるとされています。「各地域の産物、食文化や食に関わる歴史を理解し、尊重する心をもつ」という視点から食育に関する関わりを見ていきたいと思います。

学校給食の目標

①適切な栄養の摂取による健康の保持増進を図ること

②日常生活における食事について正しい理解を深め、健全な食生活を営むことができる判断力を培い、および望ましい食習慣を養うこと

③学校生活を豊かにし、明るい社交性及び協同の精神を養うこと

④食生活が自然の恩恵の上に成り立つものであることについての理解を深め生命および自然を尊重する精神並びに環境の保全に寄与する態度を養うこと

⑤食生活が食にかかわる人々の様々な活動に支えられていることについての理解を深め、勤労を重んずる態度を養うこと

⑥我が国や各地域の優れた伝統的な食文化についての理解を深めること

⑦食料の生産、流通および消費について、正しい理解に導くこと

学校給食に地産地消を活用するメリット

地産地消とは、「地元生産地元消費」の略です。地域で生産されたものをその地域で消費することを意味しています。

①子供が、より身近に、実感を持って地域の自然、食文化、産業等についての理解を深めることができる。

②食料の生産、流通等に当たる人々の努力をより身近に理解することができる。

③地場産物の生産者や生産過程等を理解することにより、食べ物への感謝の気持ちを抱くことができる。

④「顔が見え、話しができる」生産者等により生産された新鮮な食材を確保することができる。

⑤流通に要するエネルギーや経費の節減、包装の簡素化等により、安価に食材を購入す ることができる場合があるとともに、環境保護に貢献することができる。

⑥生産者等の側で学校給食をはじめとする学校教育に対する理解が深まり、学校と地域との連携・協力関係を構築することができる。

⑦地域だけでなく、日本や世界を取り巻く食料の状況や、食料自給率に関する知識や理解を深め、意識を向上させることができる。

といったたくさんの効果が期待できます。

食文化や伝統食を体験できる

①伝統的な米食を理解し和食の食べ方を身に付けることができる。

②自分たちの住む地域の料理(郷土食)を知ることで、その土地の風土や気候から生まれた産物や食材を使ってその土地特有な料理法で受け継がれたもので、その伝統を継承することができる。

②地域の伝統や気候風土などから多様な食文化があることを学ぶことができる。

③日本古来から行事にちなんだ食べ物や料理である行事食に込められた願いや、食材に込められた思いなどを知る機会となり、食に対する興味関心を深めることができる。

④世界各国の料理を体験することで、日本料理と同様にそれぞれの気候や風土、歴史などの背景を感じることができ、食べるを通して、その国の食文化や暮らしに触れることができるようになり、また、その違いを知ることでより日本の風土や食文化の理解を深めることができる。

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