今ブームの子ども食堂ってどんなところ?成功例と失敗例

約 1 分

子ども食堂ってどんなところ?

今全国各地で「子ども食堂」が出来ては消え、出来ては消え…を繰り返しています。では、子ども食堂ってどんなところなのでしょう?もともとは、貧困状態にある家庭の子どもに温かくてバランスのとれた食事を食べさせることが目的で始まった取り組みです。これには、日本が先進国の中で貧困率が高い国であることも深く関係していて、特にひとり親世帯では約半数が貧困に陥っているという現状があります。こうした背景を受けて、食材を寄付してもらい、ボランティアが調理・運営などをしているのが子ども食堂です。施設によって多少ばらつきはあるものの、子どもたちはおおよそ数百円~500円位で利用することができます。

もともとは「貧困家庭の子ども向け」のための子ども食堂ですが、それが全面に出てしまうと利用しづらくなってしまうことから、そこをあまり強調せずに誰でもが利用できるような雰囲気づくりをしているところも多いです。しかし、そうすると貧困状態ではない家庭の子どもの利用が増えてしまい、利用者は多いものの、本来の目的にマッチしているのがどうか疑問を抱えている運営者も多いようです。また、運営資金やボランティアなどの人手不足のために、一度オープンしたが止めざるを得なくなるケースも多々あります。大人にとっては「大変だけど、よく頑張った」「資金や人手が足りないからやめるのも仕方ないね」と割り切って諦めてしまうことですが、利用していた子どもからすれば、さらに悲惨な状況に追い込まれることになります。実際に、こうした悪循環が全国各地多くの施設で起こっています。

 子ども食堂の成功例と失敗例

では、子ども食堂の成功例を見てみましょう。地元の農家さんが不揃い野菜を無料で届ける仕組みが定着していたり、結婚式場や飲食店などの外食産業が作った料理の一部を届けたりと、子ども食堂の「ヒト・モノ・カネ」が分散していて、地域の協力をきちんと得ていることです。前者の例では農家の方たちに子どもからの「美味しかった!」「楽しかった」という感想を伝えることでやりがいが増しますし、後者の例では地域に根差す企業としての社会貢献活動のPRにもなります。また、もしかしたら廃棄してしまわなければならなかった食材を有効活用することにより、食品ロスも少なくなるというメリットもあります。

失敗してしまう例としては、その逆で「ヒト・モノ・カネ」のバランスが上手く保たれていないことが多いです。「子ども食堂だからボランティアでいい」「稼いではいけない」という想いで始める方も多いようですが、実際に始めてみると、それでは上手く続いていかないことに気づかされます。数か月~1年のうちに廃業してしまう子ども食堂が多いのも、こうした経営の認識が薄いことが大きく関わっています。本来の目的である「貧困状態にある家庭の子どもに温かくてバランスのとれた食事を食べさせること」を実現していくためには、大前提として、一度始めた子ども食堂が長く継続していかなければなりません。場所と仲間が集まればすぐに始められる子ども食堂だからこそ、みんなの想いをひとつにして経営についてよく知ることが大切ですね。

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